「ありがとう」を伝えるのがリーダーの作法
経営とは組織づくりです。
メンバー一人ひとりに価値があります。
メンバー一人ひとりに物語があります。
一人ひとりの物語が掛け算になったとき、奇跡が起きます。
サンリオピューロランドをV字回復させた小巻亜矢さんの大隈塾講義は、
スタート5分でもう、満腹感に恵まれた。
一人ひとりの価値、一人ひとりの物語をどう引き出すか。
それは、
やさしく話す あたたかく聴く
こと。
なぜこの仕事をしようと思ったのか
楽しかったことはなにか
苦しかったことはなにか
辞めたいと思ったときはあるか
もし誰かにこの会社のことを勧めるとしたら、推しポイントはどこか
この5つの質問で、相手は感情が動く。
苦労話になる、喜びの話になる、悲しみの話になる、
などなど、相手の感情を聴くことができる。
言葉になっていない、感情レベル、潜在意識レベルのもの。
そこにフォーカスしていく。
と、その人の物語から、その人の価値観だったりが見えてくる。
その人のいいところを探すことも大事。
いいところをじっと見つめる、美点凝視。
小巻さんは、「ありがとう探し」という。
ありがとう、といえるいいところをいつも探す。
これは、リーダーとメンバーとのone on oneで、
あるいは、メンバーとメンバーの対話で、
ピューロランドではメンバー対話を繰り返す、「対話フェス」もやっている。
ピューロランドでは、毎日毎日メンバーの対話を繰り返す。
対話によって、お互いが共鳴したり共感したり、
それが掛け算になったとき、奇跡が起きる。
だから、V字回復は自分がやったんじゃない、
社員みんなが起こしたんだ、と、小巻亜矢さんは強調する。
対話によってまずは知り合う。
対話を繰り返すことによって、お互いを理解するようになる。
理解するようになれば、信頼し合うようになる。
信頼し合う、その先にあるのは、「利他」。
みんな仲良く、自分とも仲良く。
自分のココロもカラダも健康であること。
コンディショニングしておくこと。
そして、ごきげんであること。
少なくともメンバーの前では、いつもごきげんであること。
「ありがとう探しと、いつもごきげん、はリーダーのお作法です」