スポーツ雪合戦で釜石ジュニアチームが全国制覇!
釜石の小学生チームがスポーツ雪合戦の全国大会で優勝した。
おめでとう!!!
2月24日、25日、北海道有珠(うす)郡壮瞥(そうべつ)町で行われた「第35回昭和新山国際雪合戦大会」。
全国から、そして世界中から集まった雪合戦チームが予選リーグでしのぎを削り、
決勝は岩手県チームどうしの戦い。西和賀の湯田レイダースと釜石のウル虎ジュニア釜石。
スポーツ雪合戦は、選手7人で戦う雪合戦。
相手の雪玉に当たったらコートの外に出る、
相手チームのフラッグを取ったら勝ち、というルール。
(詳しいルールはこちらに)
湯田レイダースは名門チーム。冬は雪深い西和賀町では毎年雪合戦大会が行われ、人口5000人の町に、1000人が集まるほどの人気がある。
一方、釜石は雪のない街。ウル虎ジュニアは普段は体育館で練習し、毎年一回、西和賀まで遠征して練習合宿。レイダースの胸を借り、ワザを身に着けて、経験を積んでいた。
その恩師レイダースに勝って優勝した!
さあたいへん!
全国大会初出場で初優勝。
しかも雪なし沿岸地域のチーム。
これには北海道中がどよめいた。
勝ったウル虎ジュニアは歓喜に泣き、
負けたレイダースは悔しさに泣く。
もちろん、選手(子ども)も監督(大人)も泣き放題。
スポーツ雪合戦は壮瞥町の地域おこしで始まった。
1987年、夏は昭和新山や洞爺湖に観光客が集まるが、
冬はぱたっと誰も来なくなる。
どうにかしたい、ということで、スポーツ雪合戦を考え出し、
ルールをつくって全国展開。
今回で35回目の大会で、
JALやサッポロビールなどの大きなスポンサーがついている。
優勝したウル虎ジュニア、苫小牧からフェリーに乗って八戸へ。
クルマを飛ばして釜石に着いたのは26日月曜日の朝。
それぞれお家に帰ってそのまま小学校へ。
でも、月曜日は夜に体育館で練習がある。
「どうする?」
監督のさくちゃんが聞く。
「やる〜〜〜〜〜!!!!」
選手たちは答える。
さくちゃん、
「大会につれていけなかった子たちもいますからね。
その子たちへの報告もあるから、練習しましたよ」
と。おつかれさまでした。
実はさくちゃん、心に秘めていることがある。
「夏の雪合戦、やりたいんですよ」
夏に雪合戦!
雪玉の代わりにお手玉で。
根浜のビーチで夏の雪合戦。
雪合戦しながら海にどぼーん。
すぐそばのオートキャンプ場でバーベキューしたり、キャンプしたり。
子どもたちも大人たちも楽しめる。
全国からもチームが集まる。
「夏の雪合戦なら釜石へ!」