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「不安」は遺伝子的に自分でコントロールできることになっている

筋金入りの文系だと思っている。
足し算も二桁+二桁は、もうダメ。

だから、「生命科学的思考」なんてムリ。
朝渋で「ビジネスと人生の『見え方』が一変する」
って煽られてもねえ、サブタイトルで
「『生命の原則』を知れば人生はもっと自由になる」
ってねえ、という気がしていた。

ジーンクエストの高橋祥子さんは、
「不安に感じる、ってことも遺伝子で解析できてます」
つまり、なんで不安を感じるのか、はわかってて、
しかも、どう対処すればいいか、もわかってる。

ちなみに「生命科学」ってなにかというと、
「生命の原理原則」だそう。
遺伝子解析のコストが下がって、
いまではヒトの体質とか性格なんかも、遺伝子解析できてる。
そのひとつとして「不安」も解析してみた。

まず「不安」っていうのは、「生き延びるために必要なもの」。
ヒトが自然界の中で生きていくために、
不安を感じるように遺伝子に刻まれている。

不安にはactionableな不安と、un-actionableな不安があって、
actionableな不安は、行動したり準備したりして解消できる。
たとえば、時間軸を変えてみる。
<いま>不安に思っていることを
<一週間後>はどうなってる?
<一年後>は?
どんどん伸ばしていって、地球の誕生規模までいったら、どう?

時間軸を「視野」といいかえてもいい。
実は、ヒトは無意識で視野を狭くしている。
個体の生存本能として「こうしていたい」というのがあるから。
この視野を意識的に広くしていく。
どんどん広くしていって、宇宙規模までいったら、どう?

地球とか宇宙とかまで広げると、すべてが無意味になるから、
それはたとえのためのたとえではあるけど、
たしかにそうすると不安はコントロールできる。

でも、コントロールできない、un-actionableな不安はどうするか。
高橋さんは、
「フタをする」
と、元も子もないようなことをいう。
けど、どうしようもないことは、あるにはあるだろう。
だから、どうしようもないことは、放っておく。

わかってるけど、そんなことできないから「不安」なんじゃないの。

「トレーニングすれば、できるようになります」

高橋さんは、「葛藤と覚悟」、ということで説明をした。
葛藤とは何かというと、自分の理想や信念と、
実際に選択しなければならない現実とのギャップだと。
選びたい選択肢をたくさん捨てて、何かひとつを選択せざるを得ない、
ということが葛藤だと。

その葛藤を克服するもの、葛藤を回避するものが、覚悟。
「こう決めたんだから、こうする」
と、自分で決めておくことが覚悟。

覚悟はつまり、心がけであり進む道であり、事前準備である。
事前準備することによって、葛藤という不安を乗り越える。
つまり、葛藤も不安もコントロールできる。

なるほど、たしかにそうすると人生とかビジネスとかの
「見え方」が変わってくる。
人生が自由になってくる。

幸せも不安も、コントロールできるということがわかってきた。
これ、もうちょっと若いときに知りたかったな〜。
って思う不満とかザンネンさも、コントロールできるはずなんだよね。