恋する豚研究所に行ってきた。
ここは「食堂」であり「お店」でもある。
デザインがすばらしい。
契約養豚場で育てた豚を肉にして食べる。
ハムやソーセージにして食べる。
契約農場で生産した野菜やピーナッツといっしょに。
食べ方はシンプルで、
しゃぶしゃぶか塩コショウで焼くか、
ハンバーグにするか。
メニューはそれだけ。
場所は成田空港に近い。
電車の最寄り駅はない。
グーグルマップで調べると、
「乗換案内を計算できませんでした」
としかでてこない。
それなのに、休日は長蛇の列。
2時間待ちなんだそうだ。
2時間待ちできるぐらいの駐車場がある。
2階建ての四角い建物、
スイートポテトを売ってるカフェ。
そのサツマイモをつくる畑。
隣接する林を間伐して、薪にする製材所。
テニスコート2つ分ぐらいの芝生の広場。
山の中にポツリとあるわけではなく、
交通量はそれほどでもないが、県道に面している。
美味しいご飯を食べて、
ゆったりとしたバルコニーで食後のおしゃべりをして、
スイーツを食べにカフェにいって、
置いてあるおすすめの本をぱらぱら読む。
ただそれだけなのに、3時間が経っていった。
100%自然の中にいるのではなく、
コンクリートと畑と林が、混在の黄金比、
というのがあればまさに黄金比で共存してる。
食堂の内装は直線的だけど、開放感と温かみがあり、
センスのいい食器にお肉と野菜がのっかっていて、
美味しく食べると会話が弾み、
お土産でも買おうかとすると、
ロゴのデザインがとても好感が持てる。
マクロからミクロまで、きっちりデザインされている。
ただならぬ「研究所」だった。