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郷土資料館でびっくりしたこと

年上の友人で元市役所職員のマモルさんの案内で、
釜石市内各地域の「生活応援センター」を回ってあいさつをしてきた。
生活応援センターは市役所の支所みたいな役割で、
所長は公民館長も兼ねている。

巡回あいさつが終わって、クルマを降りてマモルさんと別れたところの近くに、
釜石市郷土資料館があったので、立ち寄ってみた。
巡回の途中、鉄の歴史館にはあいさつだけで観覧しなかったことへの反省もあって、
資料館にはちゃんと入館料を払って、中にはいった。

びっくりしたのは、見たり読んだりする情報が、
すーっとアタマの中に入ってくる、ということだ。

資料館には3年前にも来ている。
そのときはまだ移住したばかりで、
地名もよく知らなかったし、知らない町を勉強しようモードでいた。
だから、1時間いても、なんにも記憶に残ってないし、
たぶん感情も刺激されなかった。

今回は、直前までマモルさんと釜石の東西南北の端っこにある生活応援センターを回ってきたことと、
選挙のときにはその応援センターのさらに向こう、
釜石のホントにすみずみまでクルマを走らせ、降りて演説し、
人を見たら走り寄って話をして握手をし、
その繰り返しの一週間だったからだろう。

たとえば民俗芸能のコーナーでは、
釜石には50を超える民俗芸能の保存団体があって、
その一覧表があった。
丹内神楽(栗林町砂子畑)
神ノ沢鹿踊(鵜住居町神ノ沢)
常龍山御神楽(唐丹町片岸)
ほか、
橋野町中村、両石町水海、箱崎町箱崎白浜、平田箱崎白浜、甲子町大松、唐丹町山谷、などなど、
街並み、山の様子、浜の様子、出会った人々、
その地域の名前を見ると目の前に浮かんでくる。

郷土資料館の展示物より

これは新鮮な感覚だった。
これはうれしかった。
選挙やってよかった〜〜〜、と思った。

ついでに。
郷土資料館のホームページはねらっているのか、
それなりに古くて懐かしくて、
資料館の展示物にしてもいいくらいのモノになっている。
これもまた格別な感覚だった。