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顔が見える関係性がコメ不安をなくす
うばい合えば足らぬ
わけ合えばあまる 相田みつを
おコメが売れている。
売れすぎてなくなっている。
なくなっている、とテレビが報じると、
あああ行かなきゃ買っとかなきゃ、ということで、
またおコメが売れてスーパーからなくなっていく。
2023年の夏は暑すぎて、おコメは不良だった。
質も量もあまり良くなかった。
……ってことは、自分でも田んぼを借りて、
田植え草取り稲刈りをやっているからわかっていた。
だから、いまコメ不足になっている。
でも、もう少し待てば、2024年産のコメの収穫が始まる。
コメの供給量が一気に高まる。
それまで、野菜を多くするとか肉とか魚とか、
そもそも、自宅におコメ、足りないのか調べてみる。
そもそもその前に、1日どのくらいのおコメを食べているのか把握する。
そこで、何日もつかがわかる。
そもそもそんなにおコメを食べてないんじゃない?
コメの消費量は1年で一人あたり50kg。(2022年、農水省)
一日にすれば136g。
ごはん茶碗1杯が180~200gなので、
一日で一杯以下、そんなもんしか食べてない。
一方、なければないで、野菜とか肉とか魚とかを増やせばいい。
増やしたら、出費がさらにかさんでしまって、
物価高を恨むと同時に、コメのごはんが比較的安価なことに気がつく。
おコメが安くてよかった、と喜ぶのもいいけど、
それは米農家の収入がそれだけ低く抑えられていることにも気がついて欲しい。
2023年は60kgあたり15,865円。
2022年は13,851円。
2021年は12,804円。
60kgつくってそれくらいにしかならない。
しかも、飼料やなんやかんやの経費がかかっているから、
実際にはほぼ収入ゼロに等しい。
さらに、いま小売価格が上がっても、
米農家にはいっさい関係ない。
もうとっくに売買取引は終わっているからだ。
でも、米農家にコメがなくなっていることはない。
自分たちで食べるより以上のコメがあって、
それは直接販売している。
だから、米農家と仲良くなっていれば、
その人たちから買うことができる。
おコメをつくっている農家さんと仲良くなりましょう。
それがちょっとハードル高かったら、
自分ちの近くの米屋さんと仲良くなる。
コメはスーパーで買うのではなく、
その米屋さんから買うようにする。
米屋さんにコメがなくなることもない。
だから、街の米屋さんと仲良くなれば、
いまの程度のコメ不足にあたふたすることはなくなる。
顔が見える関係を持つことが、
不安に耐える力になるんだろう。