自動運転バスには夢がある
釜石で自動運転バスが走る。
まだ実験段階だけど、8月に人を乗せて走る。
人口が少なくなっている地域はどこもそうだけど、
バスとか鉄道などの公共交通が大問題。
乗る人が少なくなって採算が合わなくなって、
バスも鉄道も走る便数が減らされて、
そしたら使い勝手が悪いので乗らなくなって、
ますます便数が減るか、なくなってしまうか。
それに加えて、運転手のなり手も少なくなって、
ますますますますアカンくなる。
そりゃいかんだろ! なくしちゃいかん!
と声を上げる人たちがバスに乗るのか、鉄道に乗るのか、というと必ずしもそうじゃない。
要するに、社会のことは他人事なのである。
そこで、自動運転のバス。
釜石で実験して、成功して、
実際に日常の乗り物として走るようになったらいいな。
三陸鉄道も気仙沼線のようにBRT(軌道を走るバス)にして、
車両を自動運転にするという方法もある。
釜石だけじゃなくて、沿岸の各地域で自動運転バスがうろうろ走るようになって、
南北にすっと三陸鉄道自動運転バスが走って、
なんだか東北の太平洋側は自動運転のパラダイスみたいになれば、
観光も移住も増えていくんじゃないかな〜、
と淡い期待と夢を抱いた、釜石の自動運転バス実験の話であった。