![舞岡塾最終日](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/13504329/rectangle_large_type_2_6e072838356b4c296e648962c32ce886.jpeg?width=1200)
そして宿題がたくさん残った
神奈川県立舞岡高校1年生と、早稲田大学大隈塾との
4日間の「舞岡塾」が終わった。
高校生10人、大学生3人、成長したなあ、という最終日だった。
最終日はプレゼンテーション。
2チームに分かれて、前日に用意しておいたプレゼン資料を使って、
予備プレゼン。
互いにフィードバックしあったあと、
資料や内容をブラッシュアップ。
そもそも「まだ50%の出来でいいよ」、
といっておいたので出来不出来は評価しないとしても、
予備プレゼンは、前途多難を予想させた。
「行ってきました」「見てきました」「聞いてきました」
の報告レベル。
正確に記録することに一生懸命で、
昨日グループワークで考えたことは、
ほぼ反映されていなかった。
だから、パワーポイントの1枚1枚がブツ切れていて、
全体がまったくつながっていない。
論理性がない。
でも、みんな夕方まで教室に残って話し合いしてたし、
家の帰っても、LINEのグループ通話で作業を続けたらしい。
やらされ感ではなく、
自分たちのミッションとして、このプロジェクトを捉えていた。
「やったこと報告」のさらに先、
「そこから気づいたこと」からの、
「どういう行動をして、どんなアウトカムが予想できるか」
「それをどんなコミュニティーで実施するか」
につなげていくか。
ここから大学生たちががんばった。
「どんな……?」「なぜ……?」「これとこれは……?」
質問で、生徒たちの気づきを誘発させる。
生徒たちも、自分たちのアタマで考えていく。
いい光景だった。
そして、ブツ切れがほんのりとつながっったところで、
大学生たちは広げたディスカッションの場から離れ、
生徒たちは自分たちだけで、
ときどき意見対立しながら、
あるいは放り投げそうな雰囲気を抑え、
ときに笑いをいれ……
すばらしいチームになった。
そして、タイムアップ。
出来上がったプレゼン資料、内容ともにまだまだだが、
予備プレゼンのときより、
みんな自信たっぷりにプレゼンしていた。
われわれ教員にも、設計の宿題がたくさん見つかった。
そして、来年はこの生徒たちがメンターとなって、
3回目の舞岡塾にしていこうと思っている。