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【釜石ごはん】新華園NAKAZUMAのマーボーめんとトリチャーハンのスープ付き

移住者にして釜石の美味しいものを知り尽くしている
がんちゃん #feriskamaishi といく
釜石美味しいものめぐり「釜石ごはん」。
今回は「新華園NAKAZUMA」

釜石ラーメン発祥の店※1といわれている「新華園」は、
本店、支店、NAKAZUMA(中妻店)がある。

お店に入るやがんちゃんは「あっ!」といって、
乗ってきたクルマに戻った。
スタンプラリーの台紙を持ってき忘れたのだった。

釜石では今月末まで、「釜石ラーメン スタンプラリー」をやっている。
夏に公開される映画『釜石ラーメン物語』のプロモーションとして、
市内35店舗で釜石ラーメンを食べると、スタンプを押してくれる。

のちに、とくにラーメンじゃなくてもみそラーメンでも焼きそばでも、
チャーハンでも定食でも押してくれるようになったけど、
悔しいのはせっかく食べに行ったのに、
スタンプ押してもらうのを忘れてた、とか、
台紙を家においてきた、とか、悔やんでも悔やみきれない。
なぜなら、釜石のお店のなかは「不定休」のお店がある。
クルマで数十分かけてたどり着いたら「準備中」になっていることが、
しょっちゅうではないがしょっちゅうに近くあることはある。

「わざわざいったのに、押してもらわずに……」
とがんちゃんはうつ向いていって、
しかしすぐに気を取り直して、トリチャーハンのスープ付き、を注文した。

釜石でチャーハンを注文すると、
お店の人から「スープ付き?」
と聞かれる。
スープなし、でも小さなお椀の中華スープはでてくるんだけど、
スープあり、にするとラーメンどんぶり一杯の塩味スープが付いてくる。

そのスープにはキャベツやにんじんやもやし、ブタ肉が入っていて、
そこに麺をいれるとタンメンになるような一品料理的なスープ。

チャーハンより大きいスープ

いつなぜどの店からこんなデカいスープになったのか、
とNAKAZUMAのお店の人に聞いたら、
「ちょっと……、中に聞いてきますね」
とキッチンに戻って、お店の大将に答えをもらってきてくれた。

「本店で先代が、鉄工所で働いている人たちのために、だそうですよ」
と。

ちなみに、本店とNAKAZUMAの大将は兄弟、
支店は、
「別な人」(お店の人)
同じ新華園でも3つのお店ですべて味が違う、というのが釜石での常識。
「んんん~、先代の味はうちが受け継いでるんですけどね」(お店の人)
NAKAZUMAがメニューのバリエーションもたくさんあって美味い、
というのが釜石での一般論※2。

わたしはマーボーめんを食べた。
辛めにしてもらったけど、追加料金はなし。
たしかに、ちょい辛になっていてうれしかった。
辛みそラーメン並みに辛くしてくれるともっとうれしかったけど。

マーボーめん

釜石ラーメンは極細麺だから、食べているうちに伸びてしまうこともある。
とくに高温がしばらくキープされるあんかけ系は要注意。
だけどNAKAZUMAの麺は最後まで伸びなかった。
自家製麺だからなのだろうか。
これはちょっとした発見だった。

※1 諸説あります
※2 諸説あります