【ワークウェルネスの作法】移動の時間はインプットの時間
与論島でのワークウェルネス(ワーケーション)の帰り。
やっぱりANAに乗ったので、機内コンテンツで「ほぼ日の学校」をまた見た。
今回は、ビジネスデザイナーの濱口修司さん。
USBメモリー、マイナスイオンドライヤーなどなど160以上のプロダクトをつくり、1000近いプロジェクトに携わり、アメリカで最も高額な報酬を取る。
著書には、『SHIFT:イノベーションの作法』がある。
で、「ほぼ日の学校」で濱口修司さんが何をいっていたかというと、
「学び方のコツ」
なかんずく、
「試験がない世界での学び方のコツ」
つまり、正解がないビジネス、社会でどうやって学ぶか。
学びには、人から学ぶ、本から学ぶ、仕事から学ぶ、プロジェクトから学ぶ、というわけなんだけど、
そこでの学びのコツは、
「学ばない」
こと。
学びのコツは学ばないこと、とはなに?
濱口さんは、「横っちょにいる小さな自分に教える」。
知識をダウンロードするのではなく、
知識をアップロードする。
どこにアップロードするのかというと、自分。
自分に教えるように、学ぶ。
アウトプットが前提で、人から話を聴く、本を読む。
「横っちょにいる小さな自分」ってなに?
ある種のペルソナかな、とわたしは理解したが、
濱口修司さんは、
「その小さな自分は、理解力が低くて物覚えが悪けれども、
可愛げで個性がある。
だから、情報量を小さくし、『たったひとつ』を見つけ出す。
小さな自分には『たったひとつ』しか伝えられないとしたら、
そのひとつは、なんなのか」
受け身の学びではなく、攻めの学び。
受動ではなく、能動。
そうすれば、学ぶスピード、深度、結合性は飛躍的に高まる、
と。
イノベーターなので「結合性」と入れたのが、
この学び方のミソだろうか。
ワーケーションでは、移動の時間は「インプットの時間」。
わたしはiPhoneのメモ機能をつかったり、
B7(手のひらサイズ)のメモ帳を持ち歩いて、
さささっとメモをとる。
メモを取ったら、「横っちょにいる小さな自分」に教えてみる。