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スタジアムに行こう!
いつもよりずいぶん混んでる馴染みの居酒屋で、
2035年にもう一回ラグビーワールドカップが日本で開催されること、
その2年後には女子ラグビーのワールドカップも日本でやれること、
それはもううれしくてうれしくて、
3.11の前日にこんな希望いっぱいの話ができることが、
なによりうれしいよね、と友人はまちゃんとしゃべってたら、
「でもそれらはわたしたちが思っているよりハードル高いよ」、
と、東京から来たサノさんはいう。
東京オリンピックの悪影響が意外と大きい、と。
東京オリンピックのやり方があまりに酷かったことがだんだん明らかになり、
2023年の今年以降に予定されているビッグなイベントが、
予定通りに華々しく開催できるかどうか、
はなはだあやしくなってきている、んだそうだ。
ひとつは運営のノウハウ、
ひとつは資金集め、
最後に世間の目。
なるほど〜〜とサノさんの話を聞きながら、
はまちゃんはいった。
12年前の釜石。
「がれきの山の向こうに、未来は見えなかったです」
2019年のワールドカップ。
ものすごい困難を乗り越えてできた釜石鵜住居復興スタジアム。
「スタジアムの向こうには、希望しか見えなかった」
被災から12年後の2023年の釜石、日本。
ここから12年後の2035年の釜石、日本。
スタジアムにいけば、未来も希望も見えてくる。
スタジアムはわたしたちの原点だ。
スタジアムに行こう!
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