見出し画像

人の往来が途絶えたとき現代アーティストたちは何をしていたか

ひさびさに東京。
しかも六本木。
(しかも?)

ちょっと会食までの時間があったので、森美術館へ。
「六本木クロッシング 2022展:往来オーライ」

コロナになって、閉じこもった社会の中で、わたしたちはどんな暮らしをしてきたのか。

副題の「往来オーライ」には、歴史上繰り返された人の往来や異文化との交流を経て、現在の日本には多様な人々や多彩な文化が共存している事実を再認識しつつ、パンデミックで途絶えた人々の往来を取り戻したい、という思いが込められています。

「六本木クロッシング2022展」チラシより

ひとつ屋根の下で暮らす家族(亡くなった母親)、
遠くの建物の中で暮らす家族(入院中の祖母)、
地域の中で暮らす異文化の人々(アイヌ文化)、
理不尽と背中合わせの地域(沖縄と米軍)。

22組の現代アーティストの作品がひしめいていて、
とっても見ごたえがある。

そして、笑いもある。
「未来スシ」と「自宅フライト 完全マニュアル」

「自宅フライト」は、飛行機のエコノミークラスの機内食を自分でつくって、
PCのモニターで機内案内を見て、iPadで窓から見える空の風景を映し出し、
お酒を飲んで気分が盛り上がったところで食べる。
モニターをAmazonPrimeの映画に切り替えれば、
もうそこは飛行機の中!

作家の市原えつこさんのnoteでは、こう書いてある。

スマホを機内モードにし、食べ始めます(意外と機内モード大事、容易にSNSにアクセスできない状態がリアリティを高める気が……)。
お酒が飲める方は、まず酒を飲んでほろ酔いになるのが楽しむコツです(私は調子に乗っていつも最終的にベロベロになるまで飲みがち)。
酔って頭が悪くなるので、「あれ?ここは機内じゃないか〜〜」と認知の歪みが生まれやすいです。

機内食のつくり方や食べ方、楽しみ方の詳細はこのnoteで。

120分時間をとって展示会に入ったが、
とてもとても足りなかった。
半分ぐらいしか観れなかったかも。

きっともう一度観にいくと思う。