『天気の子』と千尋とハク
新海誠監督は、ものすごい強運の持ち主だ。
映画と現実が、これ以上ないくらいシンクロしている。
ため息が出るほど開けない梅雨。
終わったと思った途端に猛暑。
かと思えば、居座る超大型台風。
映画の設定もこれに似ている。
2ヶ月以上の長雨。
晴れ間の輝き、開放感。
そしてラストの爆弾低気圧。
もしかすると初めてかもしれない、
記憶にあるのはホントに子どものころの東映まんがまつりか、
小学生の時の『宇宙戦艦ヤマト』以来、
正真正銘満員の映画館。
1席も空いてなかった。
気持ちがいいくらい純愛で、
結末もスッキリしてて、
超満員が、終映後に客電がつくまで席を立たず、
明るくなると、どの顔も
「これは期待通り」
という満面満足げ。
もちろんわたしも☆5つの気分で帰宅して、
かみさんが地上波観てるから何事かと思ったら、
『千と千尋の神隠し』が放送される、と。
録画とかいろいろ観てたら、
そっちにはまって見逃すかもしれないから、
『千と千尋の神隠し』の前番組から見ているんだと。
二人してなんか罰ゲームを課されているかのような気分で
ガマンにガマンを重ねてその前番組を見終えて、
『千と千尋の神隠し』を観て、
「ああああああああああ!」
と思った。
『天気の子』と『千と千尋の神隠し』、なるほど〜。