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逆境に立ったら一日寝かせる

逆境に立たされたら、それはケーススタディだと思え。
一日寝かせれば、解決策が見えてくる。

サンリオエンターテインメントの小巻亜矢さんは、そういってた。
どん底にあったサンリオピューロランドを2年でV字回復させた経営者だ。

ケーススタディは、大学の経営系の授業や、
主にビスネススクール(大学院)でよく使われる学びの手法で、
「このとき、あなたならどうする?」
的な問題解決シミュレーションだ。

新型コロナが感染拡大し始めると、
音楽や映画やお芝居や遊園地など、エンターテインメント系のイベントや施設は「不要不急」であるとして、軒並み中止でありクローズさせられた。

こんなとき、「スピードこそ勝負の分かれ目!」みたいに慌てて対処するのではなく、
「これはケーススタディだ」と、現実ではないからあとからやろう、
ということで、いったん脇においておいて、
時間をかけて冷静になってから、
「ほかの方法は本当にない?」
「そもそもこれはなに?」
と、自問する。

「そもそも」に立ち返るのは昨日書いた「幹事力」と同じだが、
幹事とは取りまとめ役であり、
「旗」を立て(目標設定)
「仲間」を募り、「事」を成す、
というのが幹事の定義とすれば、
それは経営者も同じだろう。

逆境に立つ、ピンチになったらまず、
これはケーススタディ(シミュレーション)だと仮置して、
冷静になって「そもそも」に立ち返る。

そんなリスクコントロールもあるのか、と目からウロコだった。



パラレルキャリア×起業トーク!~逆境に克つ、キャリアのつくり方~
2月2日(水)20:00~21:30
小巻亜矢さん(サンリオエンターテインメント)
慶野英里名さん(パラレルキャリア研究所)