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いつも「お祭り状態」でありたいね
学生時代にバックパッカーとして旅をして、
「いろんな人に出会いながら仕事をする、っていいなー」
と夢をいだき、
人と出会えば、文化習慣の違いに「え!」「ありえん!」と驚くこともたくさんあり、
「日々ギャップを感じながら仕事ができる、っていいなー」
と夢に夢を重ねて、
海外インターンシップを紹介する会社を立ち上げた。
なんで「タイガーモブ」って社名にしたんだろう、
って誰もが思いつく質問をしてみたら、
「野生のトラって、3800頭しか残ってなくて、
野生のトラよりもペットとして飼われているトラのほうが多いんです」
と、意外なところからボールを打ち返してきて、
アハハハと笑いながら、
タイモブ(タイガーモブ)CEOのきくちゃん(菊地恵理子さん)は、
「トラのように勢いがあって、ムーブメントを生み出す、という意味です」
勢いよくマシンガントークしてくる。
たしかにいま大学生は、インターンを就職活動の強力な武器として捉えているけど、
海外にまでインターンしにいく学生は、それほど多くない。
「そうなんですよー。でもそれって、自分の強みとか、自分の興味関心がどこにあるか、気がついてない、気づけてない、っていうこともあると思ってて、そこをどう『着火』するか、ということで」
いろんなプロジェクトとか、プログラムとかを用意した。
たとえば、
「とにかく自然が好き! 大自然と触れ合いたい」
「地球にも人にも優しい、サスティナブルな暮らしを探りたい」
「休み期間を活用して視野を広げたい」
「地方での暮らしやリモートワークの実現可能性について探りたい」
というちょっとした気持ちを持っている人たちに、
北海道の屈斜路湖のあたりで4日間過ごすプログラムとか、
大学生だけじゃなくて、若手ビジネスパーソン向けのプログラムもある。
一方で、小中学生、高校生向けのもある。
「毎朝歯を磨くように、自分の興味関心、自分の強みに毎日目を向けてみたらいいんじゃないかな、と思いませんか?」
そう思います。
「それに、会社に入って働いていたら薄れてきたなにかへに対する情熱。取り戻せたらいいなと思いませんか?」
そう思います。
「お祭り状態、をつくりだしたいんです。
お祭りのときの高揚感、エネルギー値の高さっていいですよね」
だから、トラのように勢いよく、ムーブメントを生み出すタイモブ。
お祭り状態をつくりだすチャンスがあって、そういう場であって、そういうコミュニティでありたい。
きくちゃんおもしろい人で、
いまやタイガーモブは41ヶ国300件以上のインターンシップを提供しているけど、
最初は自分でバックパック背負って直接営業に飛び込んでいた。
現地について、ガイドブックでよさそうな会社を探し、
メールやSNSでアポイントを取って訪問する。
相手にしてみれば、バックパックの日本人女性だからびっくりする。
おもしろそうだから、インターンを受け入れることにする。
おもしろそうだから、知り合いの会社にも紹介する。
きくちゃんはまたそこにいって、営業する。
そんな「バックパッカー営業」が積み重なって、
いまのタイガーモブに成長していったし、
いきなり屈斜路湖あたりに移住して、東京と北海道の2拠点生活を始めたり。
自分自身がいつも「お祭り状態」なんだなあ、
ごきげんは自分でつくりだすもの、
「お祭り状態」って大事だなあ、
と思った。
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