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インド・文献買い出しの旅 デリー

アーグラーからデリーに戻り観光続行。ウーバーを使いつつ市内を回る。


インドの国民車、アンバサダー。2014年まで生産されていたとのこと。

20代のころにインド渡航した時はこういう古めかしい車両がタクシーにも使われてましたが2018年にはほぼ日本のイスズ車になってました。環境には悪そうですがインド映画でもよくみるこの車体、消えてしまうのはもったいない。

クトゥブミナール 13世紀の建築。

デリーのクトゥブミナール、13世紀のデリー・スルタン朝時代のもの。市内のヒンドゥー教寺院を破壊して、その石材で建てたとのこと。高さ100m程度だけども、廃材使って建築したとは驚き。

デリーの世界遺産、ラールキラー(लाल क़िला)赤い城、の意味。17世紀にムガル帝国の皇帝シャージャハーン( شاه جهان)が建造。シャージャハーンは亡き王妃をしのんでタージマハルを建設したものの、後継者の息子に幽閉されて、牢獄からタージマハルを見つつ亡くなったとのこと。


デリー市内の地下道に張り出された失踪者の張り紙。個人情報保護のため顔・氏名と連絡先はぼかした。

インドで時々目にするのが失踪者を探す張り紙。中央の紙には「失踪者(लापता)、18歳女性、色白、私たちの姉妹****が失踪しました。捜査に協力してください」とのこと。他のポスターも同様。無事見つかってほしい。

デリーの雑踏



ラールキラー近く、本の路上マーケット

路上マーケットでヒンディー語・ウルドゥー語の書籍を購入。帰国後翻訳しました。

路上にびっしり本がならぶ。ほとんどは英語、一部ヒンディー語あり


ウルドゥー語の昔話、درخت کی گواھی ダラハトキーガワーヒー 木の証言

翻訳を一部載せると

チャーンキャの名は聞いた者のないほど有名であった。彼はチャンドラグプタ王の宰相であった。彼の知恵は物語や伝説の中につとに有名である。こんな話がある。ある日チャンドラグプタ王の王宮で年老いた農民が泣きながら言った。大王よ、私の生活は台無しになってしまいました。私の友人シールバダルに財産をすべて取られてしまったのです。チャンドラグプタ王は言った。どうしたことだ、すべてのことを話すように。農民は言った。大王よ、私は一介の貧しい農民です。私の名は・・

こんな感じです。「チャンパの花」というインド児童文学の同人誌に投稿しました(2023年12号)。
CiNii Books 著者 - インド児童文学の会
巡礼に行っている間に財産をだまし取られた農民からの訴えを、宰相が解決する話。犯人に心理トリックを仕掛けて自白を誘うスタイル。

今後も語学能力を維持するため、インド渡航時には絵本を買ってみるつもりです。

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