とあるサポーターの日常
Jリーグクラブのサポーターである私の一週間は長いようで短い。
試合は週に一度しかない。
だけど毎日、徳島ヴォルティスのことを考える。
週末の試合は、その始まりでもある。
現地で観戦した場合は帰宅後、DAZNで復習して余韻に浸る(勝ったときだけ!)。
試合後のコメントや記事を読み、ハイライトを見て、感情を噛み締める。
練習の様子などをSNSやメディアで眺める。
最近は特に、大好きな憲さんがあらゆる場面で姿を見せてくれるので、そのたびに格好いいなーと幸せな気持ちになる。
そうこうしてると次節のプレビュー記事が出てくる。読んで気持ちを高ぶらせる。
次がホームなら試合イベントを確認する。スタグルは何を食べようかな、どのグッズを買おうかなと考える。
当日は、試合開始の数時間前に入るので、その日のほとんどをスタジアムで過ごす。
選手を出迎え、試合中は必死で手拍子をし、戦う選手の姿だけを追い、1つのゴールに一喜一憂する。
スタジアムでの非日常は、私の日常の一部でもある。
こんな日々をすべてひっくるめて、ヴォルティスを愛してるんだなあと思うようになった。愛してるだなんてちょっと照れるけど。
在り方→高まる期待→信じる力
応援する上で、もちろん勝利というものは最高の瞬間だ。しかし、それは瞬間的なものでしかないとも言える。
勝利を求め続けるのは前提として、たとえ勝てない日々が続いたとしても、それだけをもってヴォルティスから離れることはない。
ヴォルティスがそこにあること、それが一番の幸せなのだ。
ただ、どう在るかも重要な点である。
「過程は自分のため。結果は人のため。」、過程を疎かにすれば自らの実になるものは少なく、結果を出さねば真に周りに影響を与えることはできない。どちらも同じだけ大切だ。
そんなふうによりよい過程や在り方がよりよい結果に繋がるということを、昨季のチームが証明してくれた。
だから今も、ブレずにまっすぐ愚直に取り組み続けるチームを信じられる。
過去の積み重ねが現在に表れ、将来に期待できるかどうかを決める。期待の高さは、信じる力に繋がる。
今のヴォルティスはその在り方を信じたいと思わせてくれる。だから私は、ヴォルティスを愛し続けられる。
サポーターと信じる力
加えて、サポーターの信じる力を強めるのもまた、サポーターの力であったりする。
8月、9月の6連敗の後、ようやく掴んだ仙台戦での1勝。試合後、監督は「完璧な試合だった」とコメントした。
ただ、DAZN観戦の私の感覚では押される時間も多く、その言葉どおりに受け取るのが難しかった。正直私にはまだ、やりたいサッカーの全貌がみえていない。
そんな中でも潮目が変わったのは、確実に、あるサポーターの分析記事だった。
(勝手に掲載してすみません。)
詳しくはリンク先記事のとおりだが、全てはダニ監督の思惑どおりだったというその分析に納得し、新たな視点を手に入れ、監督を信じようという気持ちにさせてくれた。
おそらく同じように感じたサポーターは他にもいたのではないかと思う。その次の鳥栖戦では、観る側の捉え方がなんとなく少し揃ったような気がした。
信じるものがあると、強くなる。
サポーターの信じる気持ちは、きっとチームの力になる。
そうやってチームと相互作用し合えたとしたら、これほど幸せなことはない。
戦術の分かる素敵なサポーターが居てくれて本当にありがたいな。
今日も信じて応援する
今シーズンも残り7試合となった。
J1の舞台で、このチームで戦えるこの瞬間は今しかない。
これまでの積み重ねの上に立つ私は、
過去に感謝し、今を噛み締め、未来に繋げていきたいと思う。
愛するクラブと、大好きな選手と、素敵なサポーターの今の交わりを大切にし、
今日も勝利を信じて徳島ヴォルティスを応援する。
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