仕事に使えない国家資格ってあるんだよ
最近気温の変化が激しいせいで体調を崩しかけている。食欲の秋といって外食を楽しむのも、複数人だと厳しいのが残念なところ。
まえがき
タイトル通り、日本には「仕事に使えない」国家資格が存在する。それはアマチュア無線技士だ。この資格を持つことで、無線従事者としてアマチュア業務を行うことができる。電波法施行規則第3条第1項第15号において、アマチュア業務は
金銭上の利益のためでなく、もっぱら個人的な無線技術の興味によって行う自己訓練、通信及び技術的研究の業務をいう。
とあるため、金銭的な利益が発生する業務的用途では使用することができない。これが「仕事に使えない」ゆえんだ。ちなみに、これも医師や弁護士と同じく立派な「業務独占資格」なのだ。
どうやったら取れるの
主に「国家試験合格」と「養成課程修了」の2パターンある。ここでは一番簡単な第四級アマチュア無線技士(以下四アマ)取得について記す。
国家試験合格
安く手に入れたい人にはオススメ。ただし受験勉強はそれなりにしないと落ちる。おそらく原付免許を取るよりは難しいと思われる。受験年齢に制限はない。形式はマークシートで、ここ数年の合格率は75%前後。合格ラインは無線工学・法規それぞれで12問中8問正解。初見で挑むと
養成課程修了
受験勉強をお金で買う人向け。四アマなら、2日間計10時間の講習を受けて修了試験に合格すれば取得できる。なお、四アマの養成課程修了率は98%前後であり、ほとんど合格できる。形式はマークシートまたはCBTで、合格ラインは無線工学・法規それぞれで10問中6問正解(固定)だが、復習を怠らなければなんとかなる。こちらも運転免許と違って受講年齢に制限がないので、筆者としては日本一取りやすい国家資格だと思っている。
あとがき
役に立たないなら取る意味ないと言われるかもしれない。しかし、筆者は今取ろうかどうか迷っているところだ。自己の研鑽につながるからだ。あくまで、アマチュア業務にしか従事できないだけで、これで得た知見は金銭的な利益を得るために使うことができる。気が向けば、これからこんな記事がさらに出てくるかもしれない。
(筆者:2tx)
(Twitter:@2txjp)