アマチュア無線で異星人と交信!UFOコンタクティ=ジミー・ブランシェット/エリコ・ロウ
アメリカのUFOファンの間で、目撃するチャンスを待つよりは、積極的に呼び寄せようとする人が増えている。
とくに注目を集めているのがアマチュア無線を用いた方法だ。市販のトランシーバー(双方向無線機)を使って 数千回の交信に成功したとするジミー・ブランシェット氏に話を聞いた。
文=エリコ・ロウ
自宅を無線局にして第5種接近遭遇を推進
カリフォルニア在住のカナダ人で、IT技術者として働くジミー・ブランシェット氏は、12歳で無線技師の国家資格を取得し、40年以上の経験を積んだアマチュア無線のベテランだ。
「私が生まれ育ったケベック州北部では、身近なところにテクノロジーが皆無だったので、都市の文明に憧れた。インターネットもない時代だったから、アマチュア無線は、小さな町から広い世界へと自分を解放してくれる唯一の手段だった」
やがてアンテナづくりに熱中しだしたブランシェット氏は、2013年に、ある情報をネット上で得る。月にアンテナを向けて電波を発射し、その反射を利用すれば、普通なら無線が届かない地域の人とも交信できるという情報
だ。
ブランシェット氏が試してみたくなったのは、いうまでもない。
「これは月面反射通信と呼ばれる通信法だが、調べてみると、大きな技術的課題があった。月面から跳ね返ってくる電波は非常に弱いため、人間の耳で聞こえるようにするには、特別な機器が必要なのだ。そこで私は数千ドルを費やして巨大なアンテナを庭に立て、自宅の一郭を本格的なアマチュア無線局にした。その結果、月面反射通信を680回成功させた。私の論文は技術専門誌にも掲載され、私のアンテナがその表紙を飾った」
2年後の2015年、ブランシェット氏は、ミシガン州の「CE5」というグループが撮影したUFOのビデオを見て感動し、アマチュア無線で異星人に呼びかけてみることを思いついた。
「無線通信なら0.1ワットの電力で月まで届くから、市販のトランシーバーでも十分だ。火星や金星までも数分しかかからない。私の無線局からなら太陽系の外まで電波は届く。異星人が本当に存在するなら、太陽系近辺に衛星か通信基地を置いて地球を監視しているかもしれない。また、異星人は地球人より進んだテクノロジーを持っているだろうから、私が無線機から送るメッセージを受信して理解することは可能だろうと想像した」
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