世界を統一する「奥の大勢力」とは? 令和時代に読む出口王仁三郎の大予言/飯塚弘明
難解かつ膨大な『霊界物語』に、出口王仁三郎は数々の未来予言を含ませてきた。王仁三郎研究家による「令和に知っておくべき王仁三郎」をご紹介しよう。
はたして「奥の勢力」とは誰を意味するのか? それは現在において、どんな姿で顕現しようとしているのか?
日米関係から日ユ関係へ、驚きの「答え」が示唆されている!
文・飯塚弘明 編集・高橋聖貴
飯塚弘明(いいづか・ひろあき) 出口王仁三郎研究家。1968年、栃木県生まれ。20代前半から出口王仁三郎の魅力に取りつかれ、師事する。2003年、ウェブサイト「王仁三郎ドット・ジェイピー」を設置。3年がかりで出口王仁三郎・著『霊界物語』全83冊を電子テキスト化し、ネット上で無料で公開する。著書に『超訳 霊界物語 出口王仁三郎の[世界を言向け和す]指南書』(太陽出版)ほか。共著に『あらすじで読む霊界物語』(文芸社文庫)。
世界を統一する「奥の大勢力」とは誰か?
2019年5月に元号が「令和」に変わり、世相にも変化が見え出している。もちろん元号が変わった途端に社会が変化したわけではないが、その少し前から世界には大きな変化の波が押し寄せているように思う。
その波の一つに、反グローバリズム、ナショナリズムの波がある。アメリカ・ファーストを掲げるトランプ大統領の誕生(2017年1月)や、イギリスのEU離脱を決めた国民投票(2016年6月)など、世界協調よりも自国の利益を最優先するという潮流である。
第二次世界大戦後、国際連合の機能強化によって少しずつ世界は統一される方向へ進んで行ったが、ここに来て再び世界は分裂して行くのだろうか?
出口王仁三郎(でぐち・おにさぶろう)は、日米間で大戦争が行われた後、その奥にいる大勢力が世界を統一すると、主著『霊界物語』の中で主張している。
日米の戦争を太平洋戦争と解するならば、戦争が終わってすでに75年も経過しているが、未だに世界は統一されているようには思えない。「世界の統一」とはこれから行われることだと私は考える。
では王仁三郎が唱える、世界を統一する「奥の大勢力」とはいったい何者だろうか?
世界を統一するのは"悪の秘密結社"ではない
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