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【もう一度燃える】30年プログラマが再挑戦したい夢3選+挑戦中1選
サムライアプスのプログラミングサムライことムンペイと申します。
30年以上のプログラミング歴です。
皆さんには、やり残したことはありますか?
誰にでも、あの時やりたかったこと、途中で諦めたことがあるはずです。私にとって、それはゲーム開発や起業でした。
私も、30年以上にわたり、いろいろなことをやってきました。
若い頃は野望、野心にあふれていたもので、いろいろな経験もしました。しかし、成功するということはなかなか難しいもので、失敗ばかり積み重なりました。
そんな中でも、もう一度挑戦したいと思うことを3つ、そして挑戦していることを1つ挙げてみます。
皆さんの「やり残し」を振り返りるきっかけになると嬉しいです。
1.ゲーム開発
ゲームやメガデモを見てプログラミングに関心を持ったので、自分でもゲームを作りたいと思うのは自然な流れでした。もちろん挑戦しましたが、どうもコツコツやるというのが苦手で、ほとんど完成できませんでした。
ゲーム開発というのは根性のいる仕事で、設定を考え、タスクを洗い出し、それらのタスクをコツコツこなし、デバッグしてやっと完成です。タスクには、ゲームのルール策定、グラフィック、音楽、効果音、プログラム、など多様で、それぞれ異なるスキルが必要だったりします。
しかし、そんなに膨大なタスクを洗い出し、コツコツこなす、ということができませんでした。
唯一完成させることができたのが Rainbowというミニゲーム。
EXGRACE SOFT というサークル名義で発表したこの作品は、プレイヤーがサテライトを使って相手にダメージを与えるシンプルな対戦ゲームでした。
(レビューとスクショを載せてくれているサイトを見つけたので載せておきます。)
あれから20年余り。
未だにRainbowの完成で得られた満足感が忘れられないとともに、昔取った杵柄にすがり続けている自分もいます。
しかし、多くのソフトウェア開発を経験してきました。
コツコツが面倒という性格は変わりないものの、取捨選択や優先度の判断力はアップしたと思います。今ならもっと完成度の高いゲームを作れる気がします。
あの満足感を超えるゲームを作り、ユーザーに楽しんでもらうことで、成功体験を上書きしたい。これが、もう一度ゲーム作りに挑戦したい理由です。
2.プロダクトの世界リリース
ソフトウェアエンジニアと名乗るからには、自分の作ったソフトを日本中、世界中の人に使ってもらって役に立ちたい、そしてあわよくば(いやこちらが本心かも知れないが)ひと山当てて儲けたい、と思うのではないでしょうか??私は思います。
当時からライブラリだとかツールだとか、アプリというよりはミドルウェアみたいな部分に興味があった私。そういうツール的なものをよく作っていましたし、そういうもので世界の役に立ちたいと思ったものです。
ここ最近の10年はSaaS型を中心に新規事業に挑戦しては失敗することの繰り返しでした。機械学習を活用したプログラム診断、エンジニアのスキル可視化、など。ハードウェア製品にも挑戦しました。
いろいろな学んだことはありますが、結局突き詰めていうと、それを欲しいユーザーがいるのか、ということが100%だということです。不便や非効率を見つけてそれを「解決するツール」を作ったつもりでしたが、顧客の声を聞くと、それが求められていないことに気づきました。
いくらモダンで技術的に良いものであっても、それを使って何か便利になったり喜んだりするユーザーがいなければ商売にはならないということです。
最終的に、成功の鍵は『ニーズの解像度を上げること』だと気づきました。ユーザーが真に求める解決策を正確に把握することが何よりも重要だったのです。
そういう意味では、当時ぼんやりひと山当てたいと思っていたころから20年余りたった今は、もう少し解像度高く「ソフトウェアでひと山当てる」を考えられそうです。
今度は本格的に挑戦してみたいですね。
3.起業
実家は自営業でした。
私が子供の頃は世の中の職業というものが全く理解できていませんでした。
当時バブル経済の終盤でサラリーマンの家庭の明るい雰囲気を感じていましたが、どうも父はそういう祭りに参加しているようには見えませんでした。
何か我が家は違うということは子供ながらに感じていましたが、「社長いらっしゃいますか?」という電話を受けたとき、父がサラリーマンとは違う働き方をしていると気づきました。
それが、起業に興味を持った原体験になっているかもしれません。
あれから20年余り。
サラリーマンとして20年を過ごしてしまいましたが、サラリーマンではないことをしてみたいという気持ちはまだまだ燻っています。
現在は、クラウド技術やオンラインツールを使い、小さなコストでプロダクトを作り世界中に届けることが可能です。マーケティングもオンラインで進められます。この環境を活用しない手はありません。
昨今は起業と言ってもサラリーマン務めをしながら副業・兼業で始めるという考え方もありますし、まずはプライベートの時間でプロダクトづくりから始めたいと思っています。
ゲーム開発で、起業して、ひと山当てればよい
まったく別個の3つの経験を挙げてみましたが、今ならわかります。
そう、これらは実は別々のことではないのです。
そして、今年から挑戦を始めたのがこちらです。
紙に印刷されたプログラムを、ウェブ上で入力してゲームを完成させればステージクリア。経験値をためて多くのステージをクリアしてことでプログラミングも学べるという、ゲーム仕立ての学習サービスです。
このサービスを通じて、子供たちにプログラミングの楽しさを伝え、プログラミングを楽しむ仲間を増やしたいと思っています。
首尾よく成功してひと山あてられるか、はたまたピボットを余儀なくされるのかは、これからわかっていくことですが、20年以上燻っていたものがまた燃え始めてきたのはとても楽しく感じています。その結果は・・・、またの機会に。
このように、何歳からでも新たな挑戦は可能ですよね。
皆さんもぜひ、自分の「やり残し」を振り返り、一歩踏み出してみませんか?
これにて御免!
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