レジ袋が有料化されて、世界はもうダメだと思った話
はじめに言うけれど、わたしはレジ袋の有料化に賛成でも反対でもない。
普段からレジ袋は貰わないでいたけど、正直どっちでもいいと思っている。
でも、有料化に対する意見を見ていると、
その多くが反対意見・批判で、個人的に本質だと感じる議論は全く見つからなくて、世界はもう終わりだと思った。
TwitterはROM廃人だから、しょっちゅう「レジ袋有料化」と検索するけど、自分の生活にいっぱいいっぱいな人たちの意見がたくさん出てくる。
海洋ゴミのレジ袋の割合は非常に少ないこと、ゴミの燃焼効率が悪くなること、どこかの団体の陰謀論、政府の失策、店員と客のやりとりが増えて負担が増えること。
不法投棄や海へのポイ捨てをもっと取り締まるべきだとか明後日のこと言ってる意見もあったかな。
これを見て、少なくともこれがネット内での世論のうちは、このまま地球は滅びていくんだろうなと思った。
有料化は考えるきっかけでしかない。
誰も、自分がゴミを減らそうなんて考えようともしていない。
ゴミが減るのは政策次第とでも思っているんだろう。
ゴミを減らすのは、自分以外の誰かの役割だと思っているんだろう。
有料化にしなければいけないほど、ゴミ問題が深刻化していると、なんとなくでも気がつくべきだった。
「生ゴミは水分が多いから、石油からできたレジ袋が燃料になっている」世論は本気でバカだなあと思う。
本気と書いてなんとやら。
この話で本当に変えなければいけないのは、レジ袋を有料化することでも、今まで通りレジ袋を使うことでもなくて、水分の多い生ゴミを捨てないこと。
そういう生活スタイルに変えること。
飲食店を引き合いに出してるがいるけど、飲食店が変わることが無理ならば家庭で帰ればいい話。
自分ではない他の誰かの仕組みを守る前に、自分の生活を変えてみろ、って思うんだ。
「レジ袋は汁漏れを防ぎ衛生的」というひとは落ち着いてほしい。禁止されたわけじゃないから。ちゃんと使えるから。
「海ゴミの中にレジ袋の割合は非常に低いため、有料化は無意味」という人も落ち着いてください。
海ゴミの中でレジ袋の割合が高いから有料化されたんですかね?違くないですか?
海ゴミ減らそう議論は大変素晴らしい事だけど、海とか海外とか自分の生活から遠いところに話の軸を持っていって、自分を正当化するのやめません?
レジ袋が1枚10円だとして、毎日何かしら使っても月300円ぞ?
防水機能の衛生面が大事なら、10円払えばいいだけぞ?
まあ金払えばいいってわけじゃないんだけどね。
考えないと意味ないんだけどね。
学者や環境活動家がこういうこと話すと思想だと思われてしまうけど、環境問題に対する知識とか数字の証拠を知らなくたって、この話の本質は話せるはずなんだ。
なのに、その話が世論でない時点で、この大きな流れは変わることがないのかもしれないって怖くなった。