むし歯と不登校の関係性について考える 経験則でしかないですが・・・
むし歯と不登校
前任校での経験から、具体的なデータはありませんが、むし歯がひどい子どもほど不登校になる傾向があると感じていました。
中学年で担任していた子どもが高学年で不登校になったケースを振り返ると、その多くに共通していたのは、むし歯の状態がかなり悪化していたことでした。
もちろん、むし歯と不登校の間に直接的な因果関係があるとは証明できません。しかし、家から出られない状態であれば歯医者に通うことも難しいでしょう。また、むし歯になる背景には生活習慣や気持ちの問題が関わっている可能性があります。むし歯の悪化は、子どもの気持ちをさらにふさぎ込ませる原因になり得ます。
こうしたことを踏まえると、むし歯予防に力を入れることは、保護者への生活習慣改善の啓発や、子どもの健康的な食生活の推進につながります。そして、それが結果として不登校の予防にも貢献するのではないでしょうか。
学校での取り組み
学校でのさまざまな支援は、子どもたちを支える重要な柱です。「こんなことをして何になるのか」と考えるのではなく、まずはどんなことでもやってみる姿勢が大切です。職員や保護者には、取り組みの意義をポジティブに説明すれば、理解を得られるでしょう。その積み重ねが、学校全体の活気を生むのです。
コロナ禍での教室の乱れについて
数年前から思っていたことです。
コロナの影響で学級が荒れているというニュースを目にするたびに、管理職のリーダーシップがどう発揮されているのか、疑問を感じていました。学校では、リーダーが指針を明確に示し、具体的な行動を提案することで、問題を未然に防ぐことが可能です。
また、職員間で気軽に話し合える雰囲気や、課題を共有できる場を作ることが必要です。そのような話題をうまく切り出す先生の存在も重要です。
こうした取り組みが不十分であるため、後手に回った対応が続き、結果として子ども・保護者・先生がみな疲弊してしまうのではないでしょうか。
そんなことを考えていた私も、還暦をむかえ、夢を実現できなくなってしまいました。
和歌山県は私には厳しい県です。
最後に
むし歯と不登校、学級の荒れや学校運営には一見つながりがないように見えますが、どれも子どもたちの生活や環境を改善する努力が求められています。小さな一歩でも、学校全体で取り組む姿勢が大切です。それが子どもたちの未来につながると信じています。