【レガシー】石鍛冶調整録【レガチャレ5-2】
あけましておめでとうございます。最近「記事で変なこと言ってない」という謎のダメ出しをくらっています(半ギレ)。もう少しだけお付き合いください。
新年最初のレガシーチャレンジは5-2。負けが最初の方だったので順位こそ伸びなかったが、相応の手応えを感じることができた。今回の構築で意識したことをまとめてみる。
令和石鍛冶構築①1マナ域の重要性
今回の石鍛冶は《虹色の終焉》のため《Volcanic Island》を差してはいるもの、サイドでも赤を散らさず青白2色の構成とした。これは《ウルザの物語》対策に《不毛の大地》を4枚取っているため、安定性を優先したのもあるが、3色目が本当に必要だと最後まで結論を出せなかったのも理由だ。
《敏捷なこそ泥、ラガバン》がとうとう起訴猶予のまま年越ししたため、メタゲームはラガバンへの対応を余儀なくされた。その結果、依然として《敏捷なこそ泥、ラガバン》を使ったデッキは一定数存在するものの、対策され過ぎて登場直後程の脅威ではなくなっている。現在非赤の2色デッキが3色目をタッチしてまでラガバンを投入するリスクは、除去やブロッカーを潜り抜けて得られるリターンに見合わない印象だ。
しかし一方で、相手が使ってくる《敏捷なこそ泥、ラガバン》には対策が必要なので、代わりの1マナ生物が必要となる。それもラガバンの代わりなので、きちんとクロックとして計算できる奴だ。
《エスパーの歩哨》は、親和のようにアドバンテージを盤面に変換できるデッキでは強く使えるが、それ以外のデッキでは時間稼ぎにしかならず、クロックとしても心許ない。
《リシャーダの荷運び》はかなりいい線いっているが、起動型能力が石鍛冶と噛み合わない。環境に《はらわた撃ち》があまりにも多いようなら一考か。
そうして最終的に、青白2色における最強の1マナクロックは《秘密を掘り下げる者》という結論に至った。原点回帰。やっぱこれだね。
また、《敏捷なこそ泥、ラガバン》の影響で少なからず環境が高速化しているため、1マナ域の増強も必須と考えた。《虹色の終焉》で《虚空の杯》は最早怖くない。
《紅蓮破》の無い2色フェアデッキにとって、コントロールの使う《時を解す者、テフェリー》《覆いを割く者、ナーセット》の着地は致命的だ。《否定の力》を減らし、《呪文貫き》を追加した。
ジェスカイ石鍛冶のサイドボードに《摩耗+損耗》を入れていたが、融合で撃てるシチュエーションがそこまで無いうえ、《摩耗》の2マナがめちゃくちゃ重く感じた。《断片化》は現在使われる主要な置物に軒並み刺さる90点(インスタントなら100点)のサイドボードだ。《自然のままに》を白にくれ。
僕のnoteで何度か推している《墓場の浄化》は、リアニメイトが使う《悲嘆》を躱せる墓地対策だ。
令和石鍛冶構築②装備品
《カルドラの完成体》は当初、デス&タックス以外には使えないカードだと思っていた。デスタク以外ではトークンを処理された後、《ちらつき鬼火》による再利用ができないからだ。
しかし、白以外ではトークンの対処が難しいため意外に場持ちが良く、そもそも《カルドラの完成体》が無いと石鍛冶がそこまでプレッシャーにならないパターンがあり、自分の中で再評価されたカードだ。
そして《カルドラの完成体》のトークンが処理された場合や、装備品のテンポロスを減らすためのシークレットテクが《武器庫の自動機械》だ。冗談抜きで、単体で装備コストを踏み倒せるカードで一番軽いのがこれだった。
《武器庫の自動機械》に辿り着くまでに、英語版のテキストを勘違いして《戦闘の神、ハルヴァール》を採用したことがある。そして移し替え能力が装備済みの装備品にしか起こらないことを知らないままリーグに出てバグを疑った(週刊実話)。仮にも装備品の色なのに、4/4/4バニラが神って…。
ちなみに、装備コストの踏み倒しは赤に最軽量のやつがいる。
令和石鍛冶構築③これから
スタンダードで嫌という程見た2018年世界選手権王者だが、ジェスカイ石鍛冶を組むなら採用を考えてもいいと思っている。《梅澤の十手》をノーリスクで担げ、土地4枚で《カルドラの完成体》を運用できるのはラガバンに無い利点だ。
ちなみにMOパンダの配信を見るまでこの隠された能力を知らなかった。Mパンを信じろ。
そろそろ『神河:輝ける世界』のプレビューが始まる。早速レガシーの石鍛冶に相性の良さそうなカードが公開されており、期待が持てる(アンシー手放したけど)。
忍者の開祖はこう言っているけど、石鍛冶ではどうかな…。2022年も《敏捷なこそ泥、ラガバン》を中心に回っていきそうなレガシーだが、目を離さないようにしたい。