
NHK「新プロジェクトX~挑戦者たち~ゴジラ、アカデミー賞を喰う」(2月1日19時30分〜20時14分)
スピルバーグも3回観たという『ゴジラ-1.0』の制作秘話。実は新プロジェクトXをちゃんと観たのははじめて。自分もスピルバーグと同じで劇場で2回、オンデマンドで1回と3回観た(笑)。『ゴジラ-1.0』は実に素晴らしいVFX映画であり、2024年のアカデミー賞視覚効果賞受賞は日本映画にとって慶賀すべきことだと思っていたのだが、このような感動的な秘話があったとはまったく知らなかった。ゴジラファンの方もそうでない方も是非観て欲しい。
山崎監督は『ALWAYS 三丁目の夕日』(2005年)(1)くらいしか観たことがなかったが、妻の佐藤嗣麻子監督による『エコエコアザラク』(1995年)(2)のSFXも担当していると知って余計に興味が湧いた。監督は1964年生まれなのでほぼ同世代。『未知との遭遇』や『スターウォーズ』に感銘を受けてこの世界を志したのだとか。スピルバーグ本人に会えたときの感動はこちらにも十分伝わってきた。
しかし、新プロジェクトXの主題歌、中島みゆきの『地上の星』とゴジラは絶妙にマッチしていたように感じた。
NHKプラスでの配信は2月8日まで。画像はゴジラ-1.0のXから引用。
(1) 高度成長期の日本経済史を学生に講義するときには必ず紹介しているが、最近の学生は皆知らない。堀北真希も知らない。今度からゴジラを引き合いに出そうと思う。
(2)この映画も良い作品。若き菅野美穂(映画公開当時は18歳)が実にはまり役だったし、特殊効果も秀逸であった。