罪悪感とはどこからやってくるのでしょう? #お悩み相談No.40
1. 質問内容
■お悩み
人間関係
■ご相談・ご質問内容
罪悪感とはどこからやってくるのでしょう?
4月に人事異動があり、別の部署から新しい人(Tさん)が異動してきました。
年齢や席が近いこともあり、私が主に教育してほしいと上司にも言われています。
その異動してきた人(Tさん)は悪い人ではないですが、職場の中でもかなりの不思議くんで、ネタキャラ的な人なのです。
仕事上とはいえ、頻繁に関わることで、周りから見たときに私がTさんと「セット扱い」されることを予想すると、かなりの恐怖と不快感をおぼえます。なんとも失礼な話なのですが。
質問されたり話しかけられるのが億劫なので、Tさんから見て気軽に話しかけられないキャラになりたいのですが、「社会人としての対応」や「人としての最低限守りたい優しさ」などに反してないか気になります。
関わっていくことで自分に得があると思えない人が相手だと、とことん面倒くさく感じる自分に驚いています。
仕事の話以外は一切しないようにしているのですが、その拒絶してるような態度がTさんに伝わって傷付いていたらと思うと罪悪感が出てきて気持ち悪いです。罪悪感1000%です。
おそらく、
・Tさんとはただ関わりたくないだけで、自分を傷付けてくるわけでもない人を傷付けるのは嫌
・どこかで逆の立場になったときに自分が同じ目に遭いたくないという恐怖
・相手を傷つけると自分が傷つけられることも受け入れなければならないようで嫌
・Tさんの教育、というおそらく誰もしたくないであろう役割(やっかいごと)を私に押し付けられた気がする
・関わってるところを人に見られることで、Tさんへの周囲の評価が私にも及ぶような気がして嫌(Tさんと同レベルの人間だと思われたくない)
この点がひっかかってる原因だと思います。
でも、正直な自分の気持ちを抑えるのもどうなのかな、と悶々としています。
誰も傷つかない平和と自分の気持ちとの折り合いの付け方のヒントをむねをさん節で頂戴したいです。よろしくお願いします。
■性別
女性
■年代
25-29才
■ご感想
そんなおもしろい表現、どこから持ってくるのだろう、といつも感心して読ませてもらっています。
むねをさんのブログは、現実的なテーマを丁寧にわかりやすく解説されていて、読みやすいです。
2. 回答
こんばんは。むねをです。
罪悪感とは、言い換えると、
「許してください!!」
「どうかこんな私を許してください!!」
「どうか!どうかぁ!!」
って言ってるってことです。
罪悪感という言葉を口に出す人は皆一様に、何かを「許して欲しいです。」と言ってるんです。
この人の場合は、
・社会人としての対応をできない自分
・人としての最低限の優しさを発揮できない自分
・Tさんのことをうざいと感じている自分
を、「どうかあ!どうかぁ!許してください!ほら!私はこんなに罪悪感を感じていますから!!」って言ってるわけです。
知
・
ら
・
ん
・
が
・
な
。
です。
「罪悪感1000%です。」って。
「通常感じるであろう罪悪感のおよそ10倍の罪悪感をこの件に関して私は感じていますよ!だから許してください!今回はこの罪悪感1000%キャンペーンに免じて!!!!どうぞ!このキャンペーンに免じてぇ!!」って言いたいのだと思いますが、
知
・
ら
・
ん
・
が
・
な
。
です。
1000%だったら嬉しいのは、明らかに過剰に付与された1000%のポイントか、明日から沖縄だ!って日の天気予報で「1000%晴れです!」って言われた時くらいでしょう。
なんかですね、この人は最初からおでこに「私は性格悪いですけどバレてますか?」ってわざわざ自分で書いてるのに、さもバレてないかのような体で罪悪感どうのこうの言って「許してくださいぃ!ひぃ!」ってやってるわけですけど、もう一度自分が書いた相談内容を読み直して、冷静に一人、駅のホームでスマホを右手に、左手を自分の胸に押し当てて、よくよく内省していただきたいですね。
どうです?自分が滑稽でしょう?これを滑稽と言わずして何を笑いにしますか?自己評価だけは高い若手芸人に勝るとも劣らないほどに滑稽でしょう?
ちょっと。一人駅のホームでニヤニヤ笑うのはやめてください。「この人なんかあったのかな?」って空き時間だけは豊富な若手芸人に声かけられたいなら話は別ですが。
Tさんを周りの人がネタにしてて、みたいなこと書いてますが、ほんとは自分もガンガンにバカにしてるんでしょう。パンクロックのライブでそれやりすぎじゃない?ってくらい首振ってる中年女性くらいガンガンにです。
みんなが、じゃなくて、「“私が“、“彼を“、バカにしていますよ!えぇ!それでもまだこの口が許してくださいと申したがっております!この!この口がぁ!」と言ってくれた方がまだ清々しいのです。
そうやって自分が人をバカにしていることをきちんと認めて初めて、気づけるのだと思うんです。「ああ、私はこのTさんみたいにバカにされたくなくて、一生懸命人からバカにされることから自分を守ろう守ろうって、してきたんだなあ。」って。
一人、駅のホームでね。
もうおでこに“肉“って書いてあるのにサラダバー前に無理してはしゃぐのやめませんか。
ありがとうございます。きっとあなたにいいことがあります。