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#64_子どもを持つあなたにおすすめする一冊①〜「センス・オブ・ワンダー」〜

小さなお子さんを持つママ・パパに読んでもらえたらいいな〜と思う本を紹介するシリーズ。(をいきなりはじめました)

知ることは感じることの、半分も重要ではない

これを言ったのは、ジャーナリストで作家のレイチェル・カーソン。最後の著書「センス・オブ・ワンダー」の中に書かれている一節です。

もしもわたしが、すべての子供の成長を見守る善良な要請に話しかける力を持っているとしたら、世界中の子どもに、生涯消えることのない「センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目をみはる感性」を授けてほしいと頼むでしょう。

レイチェル・カーソン「センス・オブ・ワンダー」より

多くの親は、熱心で繊細な子供の好奇心に触れるたびに、さまざまな生き物たちが住む複雑な自然界について自分がなにも知らないことに気がつき、しばしば、どうしてよいかわからなくなります。

同上

わたしは、子どもにとっても、どのようにして子どもを教育すべきか頭をなやませている親にとっても、「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではないと固く信じています。

同上

わたしも、子どもの頃の感性を失い、子どもの感性に目をみはる日々を送るひとり。彼女彼らの行動は、自然で、素直で、愛らしい。
「知ること」への執着を手放し、まるで目の前にあるものをまるで初めて見るかのように、目の前にあるものを見ることがこれで最後であるかのように、全身で感じて、一緒に世界を発見していこう。

そんなふうに思わせてくれる一冊です。


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