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#35_子育てのコンセプトを持つ利点(2022/2/13)

お子さんのいる方は、多少なりとも「こういう子に育ってほしい」という想いを持って子育てされるかと思います。
私は子どもを出産当初から「周りの人に分け隔てなく接する子」になるという想いで育てていますが、明確なコンセプトを持って育ててみてよかった点を考察するお話です。

きっかけは妊娠中に作った「子育てケアプラン」

妊娠当時、私の住む自治体で行われていた子育てサポート事業として「子育てケアプランの作成」というものがありました。そのときは「プラン」がどいうものかイメージしないまま保健師さんとの面談に臨み、この「周りに分け隔てなく接する子」というのはその場で思いついたものでした。
私がこの考えにいたった背景は、留学や途上国支援の仕事に携わった経験があり「多様な人が豊かに暮らす文化」が日本にもっとあればいいという想いが根底にあったことが大きいです。

日頃どんなことを意識している?

例えば、

  • 「いい」「悪い」という表現をなるべく使わない(親がジャッジしない)

  • 子どもが間違っていても指摘しない(致命傷にならなそうであればサラッと流す)

  • 可能な限り主張は聞く(親の都合でできないことも多少あり😅)

  • 何事も面白がる(マイナスな事象も、プラスな事象も)

というように、なるべく先入観を植え付けない(人に対しても事柄に対しても)、「親が絶対正しい」と思わせる環境を作り出さないようにしています。
直接的に「別け隔てなく」という言葉は使っていませんが、まずは自分の子どもをひとりの人間として受け入れることが重要と考えて、それを実践している段階です。

今の所の途中経過

まもなく3歳になる年齢ですが、友達と遊んでいる姿を見ると、自己主張はしっかりしつつ、年齢の上下に関係なく接しているように思えます。(とはいえまだ全然わかりませんが)
また、親がちょっとイラッとした態度になると、「なんでママ/パパは 大きな声を出すの!」と対等に話すようにもなりました。
これは「親が大きな声を出す」=「親の心に何かあった」(「自分が何かマズイことをした」ではなく)という思考で、親をひとりの人間として見ている現れかなと(あるいは単なる反抗期か😂)
ちなみに親としては、子どもから自分はこう見られている、ということを感じ、自分を見つめ直す日々です。。。

子育てのコンセプトを持つ利点

人工知能研究者の黒川伊保子さんは著書の「母脳」で、脳科学の考えをベースに、戦略を持って子育てに臨むことを推奨されています。

黒川さんほどロジカルにならないまでも、コンセプトを持って試行錯誤を続けることで、こうすればこうなるかもしれない、という仮説検証ができるようになります。すぐに結果が現れる訳ではないですが、そのおかげで巷にあふれる子育てに関する「○○神話」にとらわれずに楽に子ども向き合えているかもしれません。

親がいなくとも強く生き抜いてほしい

私の子どもはそろそろ人格の「土台」はできてきた頃。最近は「周りの人に分け隔てなく接する」に加えて、「自分の感情や考えを自由に素直に表現できる」という目標が加わりました。
その理由は、強く生き抜いてほしい、そのためには自由に表現できることが一歩になるだろう、と考えるからです。
親が一緒に入られる時間は人生の中でほんの一部。その中で自分の想いを子どもに伝えるためにも、自分がまず豊かに「表現」できるようになりたいと思っています。

またも、とりとめのないお話でしたが、お付き合いいただきありがとうございました💕
あなたはご家族や周りの方からどんな人間になってほしい、と想われて育てられてきましたか?

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