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56歳退職記念ヨーロッパひとり旅7 世界一美しい街へ

 2024年10月18日朝、9時インスブルックの2日間お世話になったホテルをチェックアウトする。チェックアウト時に9ユーロの税金がかかるようだ。インスブルック滞在中は壮大なアルプスの景色やフレンドリーなホテルの従業員の対応に満足していた。すると2日目の朝食分21ユーロも請求された。そういえば1日分の朝食は無料だとは聞いていたが、その日も、寝ぼけていたのか何も考えずに朝食会場に行ってチーズたっぷりの美味しい朝食を頂いた。朝食会場では日本人は珍しいのか、ホテルの従業員にもよく話しかけられ、何人かと仲良くなった。

2日間お世話になったホテル

 旅行で来ていたドイツ人の子供たちとも2日間で顔見知りになり、日本語で「こんにちは」と言ってもらえるようになった。
 フロントで支払いを済ませ、車に乗ってから冷静になり頭を抱えた。ここはヨーロッパ、朝食だけでも日本円で3,500円以上もするのだ。食ってしまったものはしょうがない。気持ちを切り替える。
 今日はドイツを通過し、チェコのチェスキークロムロフに行く400kmのロングドライブだ。基本的にドイツの高速道路は普通車無料、オーストリアの高速代金はレンタカー会社が既に支払い済み、チェコに入ったら高速道路は使わず、下道を行くつもりだ。ちなみにチェコの高速代金も一回いくらではなく10日分、3か月分、6か月分のベネェットといわれるチケットを購入する必要があるそうだ。レンタカー会社のお姉さんに聞いた。それによると高速では常にナンバープレートが読み取られ、購入せずに高速道路を使用した場合、車を所有するレンタカー会社に請求がいくそうだ。Googleマップでチェコに入ってからの経路は下道を優先とし、インスブルックを出発する。しかし、オーストリアの街並みどこも綺麗だ。イン川と呼ばれる川の色も綺麗な濃いエメラルドブルーをしている。地元の北上川とは違いすぎる。

駐車場に車を止めてホステルに向かう

 オーストリアの高速に乗ると地元警察の検問に遭遇した。国際免許と日本の免許、パスポートを渡すと「日本人か?」「ここでなにしてる?」と聞かれたので「ただの旅行者だ」と答えた。日本に興味があるらしくその若い警察官は日本に行くのが夢だという。「ぜひ、来るといいよ」と言うと「旅を楽しんで!」とすぐに開放された。
 私は日本社会が嫌で多様性を許容しているヨーロッパに来ているのに、他人の芝は青く見えるということか?複雑な気分だ。

ホステルマリーン

 高速道路130km下道もほとんどの道路が100km制限なので途中のパーキングの寄っても余裕であっという間にチェコ共和国に何事もなく入った。チェスキークロムロフの街には予定よりだいぶ早く到着したが一方通行規制が多く、Googleマップが混乱している。近くの駐車場に止めてとりあえず宿に行く。宿に着くと親切なフロントのお兄さんが無料で使える駐車券をくれた。指定の駐車場に車を止め、宿に着くと時刻は16時を過ぎていた。今日の宿はホステルで8人部屋、スペイン人とイスラエル人が同部屋だ。スペイン人はまだ、到着していないという。早速、荷物を部屋に置いて、ちょっと街を散策する。夕方だというのにすごい観光客だ。さすが世界一綺麗な街と言われているところだ。

観光客でにぎわう中央広場

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