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56歳退職記念ヨーロッパひとり旅12 クラクフでの習慣!andことわざ!

 2024年10月20日~27日まで7日間憧れのポーランド、クラクフに滞在してヨーロピアンな生活を体験した。どうも、前の職場内で、私が退職金でヨーロッパを豪遊していると面白おかしく尾びれ背びれを付けて話を大きくしている人がいるようだ。
 長年の夢を実現して何が悪いのだ。このことをクラクフの友人に話したら、「狭い村ほど恐ろしい」みたいなことわざがあるというような事を聞いた。

St. Mary's Basilica 聖マリア教会

 どうやら、私の元の職場はその思考の狭い村のようだ。そもそも、在職中は英語を勉強してある程度、話せることで変人扱いされたり、在職中の外国人企画が話題になっただけでヤキモチを焼く職員がいたりと、今は早く辞めて本当に良かったと思う。
 今回の旅は飛行機のチケットは13万円以内、出来る限り安いホステルに泊まり、出来るだけ食文化は経験しないで食事はカロリーメイトとどん兵衛で乗り切るというものだ。豪遊旅なんてどっからそういう話になるのだろう!まぁ勝手に話題になればそれでよい。
 今後、どんなに風に話が膨らむのか逆に楽しみになってくる。

紅葉のトンネルと絨毯

 さて、クラクフの旧市街は歴史が深く、毎日5~8km位歩いた。トラムを乗りこなすことも出来た。一番初めの世界遺産の場所に登録された街だ。
 クラシックコンサートに行くことも出来たし、第1次世界大戦から第2次世界大戦まで当時の人の思いを感じながら学ぶことも出来た。

お散歩する子供

 毎日、織物会館まで歩き、人々の様子を見ながら持参のカロリーメイトを食べながらカフェで700円のカフェラテで朝食を済ますのがクラクフでの日課になった。ホステルや街中でのネット環境も充実していて街中で私のahamoは常に5Gを表示しているし、15日間30Gまで追加料金なしで使い切れなかった。何かあった場合のバックアップには妻のお古のスマホにAmazonで安い海外SIMを入れ万全を期したが、Googleマップごときでは十分だ。ヨーロッパは電波料金がとても安いのだ。うらやましい。

朝のモカ、クッキー付き

 また、クラクフは観光客が非常に多く、レストランは予約しないと入れないほどオーバーツーリズムになっているが、アウシュビッツやビルケナウでも特に規制はなく入れたし、今回、出会った人達も誰も気にしていないようだ。日本字は特に親切だという話もあるが、外国人(自分もそうだが)がトラムの券売機で戸惑っていると地元の人が教えてくれたり、駅で車いすの人の介助などをする人の姿を見ることもあった。世界中どこも同じだ。違いと言えばコンビニなどの商品のクオリティーは確かに日本に軍配は上がるが、タッチ決済や余計なサービスの無い手続きについてはヨーロッパの方が正直、効率的で良いと感じた。

自撮り

 トラムは新しい車種から旧社会主義国時代のものまでいまだに現役で活躍していて面白かった。ユダヤの人たちと話す機会もあった。その人たちは旧ユダヤ人街のノビ公園というところで第2次世界大戦中のお札やナチス党員の身分証明書、制服、カメラ、ユダヤ人が没収された銀製品や当時のジッポーライター、ナチスドイツの写真などどこから仕入れたのだろうという商品を販売していてたくましさを感じだ。

織物会館

 日本だったら間違いなく批判されるだろう。日本では東京、京都、広島、銀山温泉と外国人観光客のオーバーツーリズムにテレビのワイドショーのメディアが問題視している。その違いが面白いし、日本が世界一成功している社会主義国だと揶揄されていることもうなずける。
 さて、夜ごはんはホステル近くのイタリア人が経営している安く美味しい店を見つけた。ラザニア(500円でボリューミー)がとても美味しいのだ。リーズナブルでそこのイタリア人夫婦もとてもフレンドリーでいつも冗談を言ってくる。仲良くなったらいつも出来立てのものを用意してくれるのがとてもありがたかった。
 日本は良い国なんだろ?東京はどうなんだい?という質問に、日本の小さな町に住んでいて田舎者だということを伝えると、「小さな村ほど恐ろしいからな!」という友達のポーランド人と同じことわざを言っていた。
 

乗りこなせたトラム

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