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56歳退職記念ヨーロッパひとり旅23

 2024年10月29日朝7時、お化け屋敷のウィーンの宿をチェックアウト。お化け屋敷とは言え、部屋は清潔で寒い事以外は快適に過ごせた。
 チェックアウト時にこのアパートメントホテルの同じ敷地の管理人の家を訪ねる。部屋の鍵を返すためだ。「Good Morning! 」「Hello! 」と玄関先で声をかけるも出てこない。玄関にそっと鍵を置いて出ていこうかと思った矢先、ヤンキーの奥様が最初に出会ったときと同じようにノーブラ、パジャマで出てきた。私の目線が気になったのか左手で胸を隠し、右手で鍵を置く位置を指さして「良い旅を!」と一言いうと奥の部屋に引き返した。
 私は広い意味で「Thank you! 」と言った。

お墓に囲まれた宿

 さて、空港まではここから空港までは7キロほどある。お土産を大量に買ったこともあり、荷物はパックパック、スーツケース、お土産用の袋の3つになった。これまでは両手を自由に使えたが帰路は機内持ち込み荷物が1つ増え、自由度が格段と減った。表通りに出てBoltアプリで空港を選択すると1分で配車が完了、3分でトヨタプリウスが来た。本当に便利なツールだ。
 空港までわずか10分、10ユーロ程で宿から7時15分にはウィーン国際空港に着いた。チェックインカウンターはまだ担当者が来ていない。

朝の一服をするCAさん

 最後のカロリーメイト持参でカフェで朝食にする。家に着くまでが旅だ。最後まで油断は禁物だ。

アブダビまで乗る飛行機

 改めて日本のパスポートは最強だと思う。この旅で私が日本人だとわかると対応がガラリと変わり、嫌な思いをすることはなかった。日本人は珍しいのかお行儀が良いのか、尊敬されている感じがする。

機内食

 飛行機に乗るとアラブの方が多い。なにやら座席の事でもめている人がチラホラいる。宗教上、夫婦は隣に座らなければならないらしい。そのため、エティハド航空のCAさんも協力して座席交換の交渉をしている。1人で来ている私もその対象なのだ。3列ー3列ー3列のど真ん中の席だった私も喜んで協力させて頂き、窓側に移動させてもらえた。アラブ人の男性は私にとても感謝していたが私の方こそラッキーだった。

雲で砂漠が見えない

 中東の上空近く朝日が昇ってきたタイミングで外を見るが、残念ながら砂漠を見ることは出来なかった。

アブダビ空港制限エリア内

 ミッションインポッシブルの最新作では、この空港でトムクルーズが走り回る有名なシーンが撮影された。

ボーデング開始

 長距離フライトでおしりが爆発しそうになったが、何とか成田まで持ちこたえることができた。今回、通算で片道17時間ほど飛行機に乗ったがさすがに17時間は寝れない。ネックマウントは必須だったかもしれない。

成田空港北ウイング

 到着してすぐスカイライナーで上野駅を目指す。車両の中はほとんど外国人の観光客だった。

京成上野駅

 上野から新幹線に乗り、夕方5時仙台駅に着いた。16日ぶりの仙台、荷物は多く大変だったが、どうしても吉野家の牛丼が食べたくなり、バスを5時15分のバスを乗らずに6時のバスに変更した。今回のヨーロッパ旅行の総括は、世界一美味しいのは日本食だということを改めて感じた。チェコ共和国で出会ったスペイン人がどん兵衛を食べて感動していたように、吉野家の牛丼は涙が出るほど美味旨かった。ヨーロッパはチーズ、ジャガイモ、ハム、パンの料理が、レストランで食べると3,600~10,000円ほどする。(クラクフを除く)
 こんな旨い料理が700円程度で食べられるのは奇跡だ。

仙台駅前バス乗り場

 午後7時半、地元の町のバス停に到着すると妻が車で迎えに来てくれた。この旅を終えるにあたり妻や娘たちには本当に感謝をしている。
 さて、今日この記事を書いているのは2024年12月9日。
 明後日の12月11日は今度は「妻の夢を叶えたろか」企画となる。妻が行きたい場所は東京宝塚劇場だ。埼玉生まれの妻は小さいころ東京の宝塚劇場で大地真央を見ていたらしい。宮城公演があるたびに3回ほど見に行っているが、お目当ての組でないらしく少し我慢していたらしい。
 明後日から2泊3日で妻のお目当ての組の公演に下の娘も休みを取って一緒に行く。私は感謝を込めて東京までドライバーをさせていただく予定だ。訳時間の公演中私は自由時間なのでヨーロッパ同様、東京のどこかをフォトウォークする。


ドイツフッセン
ドイツ フッセンその2
ドイツ フッセンその3
ポーランド クラクフ
ポーランド クラクフその2
ポーランド クラクフその3
ポーランド クラクフその4
ポーランド クラクフその5




 

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