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088 信念は「吹き込まれる」もの(おやモト)

おやすみ前の #モトの話  088

わしら人間のココロというものは、モトというエネルギー源のようなツブツブが集まってできてまして、コレが足りなくなるとネガティブな気持ちになる、だから増やしてやるとアガるよー!というのが『モトの話』です。覚えてますか?初めて読む方、はじめまして😁

【自分ファースト】という状態についての話の続き。これは究極のモトあつめ『許す』ために必要な「考え方」の話でもあります。

前回の最後にものすごく大事なことを書いたんやけど、大事すぎるんでもう一回! それは、わしらは

・しなければいけないことは、何もない
・してはいけないことは、何もない


という状態の世界【地獄】で生きている、という事実です。

実際、地獄には【大いなる矛盾】(死にたくないのに誰か殺して食わないと死ぬ)というルールしかないので、自然界ではさまざまな形で「捕食」が行われます。動けない植物をモシャモシャ食う者、肉を食うためにカラダを強くした者たちは王道だけど、なかにはベトベトした巣を作って待ち伏せする者、甘い匂いで消化液に誘い込む者、神経を乗っ取って動けなくした後に卵を産みつける者……えげつない捕食方法もたくさんありますよね。生命というのはこの【大いなる矛盾】の支配する【地獄】で生き残るために、ありとあらゆることをやってきたんです。

こうした進化の歴史を経て今、地獄では人間が社会を作って生きています。この「社会」もちょっと前までは血で血を洗うえげつないものでしたが、現代に至ってずいぶん「お互いを助け合うと得だ」という意識に変わってきました。でもまだまだ「えげつない」やり方もたくさん残っています。

そんな中で誰かがあなたに
1.「しなければならないこと」
2.「してはいけないこと」
を吹き込んできました……吹き込んだ本人が、あなたを利用して有利に生きるために。もちろん、あなた自身もそうやって自分の『B:信念』に基づいた1と2を誰かに「吹き込んで」きたはずです(たとえ「相手のために」と思ったものでも、それは自分が相手をコントロールできるという思い込みからの行動ですよ、よく思い出してね)。

こうして素直でマジメな人ほど、自分を縛る『B:信念』を積み上げていくんです。

続きは次回。


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日南本倶生(みゅんひはうぜん)
「ニンゲンのトリセツ」著者、リリジャス・クリエイター。京都でちまちま生きているぶよんぶよんのオジサンです。新作の原稿を転載中、長編小説連載中。みんなの投げ銭まってるぜ!(笑)