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063 恐ろしい恋の病『恋愛ジャンキー』とは(おやモト)

おやすみ前の #モトの話  063

わしら人間のココロというものは、モトというエネルギー源のようなツブツブが集まってできてまして、コレが足りなくなるとネガティブな気持ちになる、だから増やしてやるとアガるよー!というのが『モトの話』です。覚えてますか?初めて読む方、はじめまして😁

今日は『恋愛ジャンキー』という話をします。ベースになるのは前回の「恋と愛の違い」という話で、結論としては

  • 愛=モトの量

  • 恋=性欲

でしたね。ただ「恋=性欲」とはいえ、この気持ちが起こるとココロのモトの量が勝手にドバドバ増えるのでいちおう「愛」の状態ではあるんです。

(ちょっと難しい補足:ココロという器官にはなんと「空間にモト粒子を出現させる」という途方もない機能があります。理由は空間の構造とココロの存在理由に関係があるのですが、難しいのでまたいずれ)

普段の生活でこんなに「モトを増やす」気持ちを、こんなに気軽にココロが出してくることはめったにありません。なぜならわしらの住んでいる世界が【地獄】やからです。この世は「苦しむこと」をベースに作られているんでしたね。せやから、恋に落ちた時の「スキスキ」な気持ちって、いわば砂漠のオアシスのように、めちゃくちゃココロを潤すんです。好きな人のことを「スキスキ」って思うだけでモトがギュンギュン増えるんですからねぇ🥰

……やからこそ

中毒性

があるんです。ほら「恋に恋する」っていうでしょ? 恋している自分にうっとりしちゃったり。ほかにも、シングルの人がいつも「恋がしたい!」ってパートナーを探し求めたりとか。ホンマやったら「生殖に適した相手を発見したとき」に勝手に「恋の気持ち」が始まるのがスジなんやけど(A→C)、この〝イイ気持ち〟を味わいたくて「恋する相手を探す」という逆のこと(C←A)をやっちゃったりするわけ。

このとき、実はわしらは「相手のこと」を見てません。恋は盲目と言いますが、相手がどういう人かとか、どういう関係でいたいかとかいうの(Bの部分)をすっぽかして、増えてくモトだけを求めてしまってるんです。この状態を #モトの話 では

『恋愛中毒(恋愛ジャンキー)』

と呼んでいます。恋愛にまつわる失敗ってだいたいコレが原因なんですよ……自分をよく振り返ってみてね😉💞


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日南本倶生(みゅんひはうぜん)
「ニンゲンのトリセツ」著者、リリジャス・クリエイター。京都でちまちま生きているぶよんぶよんのオジサンです。新作の原稿を転載中、長編小説連載中。みんなの投げ銭まってるぜ!(笑)