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SFCソフトの電池交換をした

した。


挨拶

RiJS2024参加レポ書く前に短めのネタが出来たのでタイトル通りのことを書く。

交換したきっかけ

SFCのソフトがセーブデータを保存しておくには、ボタン電池が必要だ。
仕組みはこの辺りを見ればわかると思う。
揮発性メモリ
バッテリーバックアップ

RiJS2024でプレイした『スーパーテトリス3』にもバックアップ機能があるのだが、ボタン電池に寿命が来てしまい、セーブデータを保持できなくなってしまった。
正確には数日通電しないとデータが消える状態になっていた。本番を終え、数日仕事していたらセーブデータが飛んでいた。ついでにSFC本体も画面が移らなくなった。本当に本番では良く動いてくれたものだ。

セーブデータが消えるとRTA的に困るゲーム(※)であったので、今後RTAをするにあたって電池を交換することにした。

※初期データからだと、ほぼ毎ステージでデフォルトスコア更新の演出が入り、かなりタイムロスする。
スコアデータがユーザーデータと紐づけされておらず、ユーザーデータを削除しても消えない。セーブデータ初期化コマンドも無い為、事前のデータ作成が(仕方なく)認められているRTA

工具、電池の購入

ドライバー

これを買った。
ソフトを分解するだけならスクリュードライバービットG3.8MMが付いているのでこれを使えばOKだ。

しかし、SFC本体の分解には使えなかった。
対応するスクリュードライバービットG4.5MMは確かに付属している。
だが、ビットのリーチが短い+ドライバー本体の口が太いの合わせ技で、SFC本体の裏側奥にある、穴の深い場所のネジに届かないのだ。

動かなくなったSFC本体のコンデンサ替えも挑戦してみたいと思っていたので残念だ。

電池

気を付けて欲しいのは、似たような電池でGBC用のものが売っている。
誤ってそちらを買わないよう注意(1敗)

使われてる電池は同じで、タブの形状(本体からでてる金属部分)が違う。
SFC用のものは細く、GBC用は太い。

左がSFC用。右がGBC用。
GBC用はタブの先端が太く、SFCの基板の穴を通らない。

その他、電池は半田で固めてあるので、半田ごて、半田吸い取り線も必要だ。

作業

大したことはしないので画像とキャプションで済ます。

被験ソフトのスーパーテトリス3
ソフト下部にあるネジをはずし、ふたを開けたたところ
右上に2か所ある、金属が上にはみ出ているのが電池を固定しているところ。
半吸い取り線で、半田を除去した図
上が取り外した電池。下がおニューの電池。
電池から出てるタブを裏側から通す。それと金属部をはんだ付け。
+と-に注意

後は蓋を戻して作業は終わりになる。
作業時間は10分ぐらいだ。

通電チェック

問題無く起動した。

SFC実機

画像はないがレトロフリークでも認識した。
そしてセーブデータ選択画面。

電池を外したらデータは初期化されてしまう

セーブデータの戻し

レトロフリークには、実ソフトのセーブデータを読み書きをする機能がある。
実ソフトにあるセーブデータをレトフリに保存してバックアップに使っても良いし、レトロフリークで遊んで作ったデータを実ソフトに入れても良い。

電池交換後、この機能を使って、レトロフリークにあったセーブデータを実ソフトに戻した。数十分後、改めて実ソフトとSFC実機で通電。

見事セーブデータが復活した

これで一安心。

レトロフリークは遅延こそあるが、セーブデータのバックアップ機、オフ会などに実ソフトを持たずに荷物が少なく持っていける(レアゲーの盗難防止にもなる)、等と利点が多いことがわかった。決して安い品物ではないが、レトロゲーマーにはお勧めしておきたい。

終わりに

電池交換は気軽に出来ることが分かった。
レトロゲームを実機でプレイする場合、近い将来頻発する問題になると思う。
この問題で困った、そんな誰かの参考になれば幸いだ。

以上、お読みいただきありがとうございました。

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