見出し画像

はちみつのゆめ 希望

待ち箱を合計5箇所ほど設置した。

いざ設置すると、結果が気になってしまうのが、悪い癖である。遠くに設置した待ち箱以外は、さりげなく毎日見ていた。


ミツバチとアブ

また、養蜂に興味をもってから、農地や周辺にミツバチが来ていないか、これまでまったく気にしなかったのに、飛んでいないか目を凝らすようになった。

ミツバチとアブは似ていて、見分けがつかなかった。今でも少しあやしい。

アブは人の血を食事にする吸血アブだけではなく、花の蜜や植物食のアブも多く、このアブは注意して見ないとミツバチと勘違いしてしまう。アブは天敵から身を守るために、ハチに擬態するようになったらしい。

見分けるコツは、ハチは羽4枚で胴体にくびれがあり、アブは羽2枚で胴体にくびれがない。ハチはハチ目・アブはハエ目の昆虫である。農地の水場近くにいるアブを一生懸命ミツバチと思い見ていたこともあった。

もちろんハチもアブも、それぞれ役割があり、多様性ある自然界のどちらも必要な存在である。



ハンディキャップ

実は私はこのときミツバチの捕獲に大きなハンディキャップがあった。

当地方で分蜂の開始時期は4月中旬〜下旬。自分がミツバチの養蜂をやりたいと急に思い立ったのが、5月初旬だったのである。

メルカリで購入して、初めて巣箱を設置したのが、5月11日。

それからいろいろ調べて、追加の巣箱を制作したのが、5月16日と25日。

この地域では5月中旬〜下旬でミツバチの分蜂の時期は終わってしまう。チャンスは多く見積もっても10日〜2週間しかなかった。

以前から養蜂の話しは何人かとしていたがその時はまったく興味がなく、この切羽詰まった時期になって、突然にやりたくなったのである。

また孫分蜂と言って、この時期分蜂した新しい蜂の巣の成長が旺盛だった場合、春の分蜂から50−60日経った頃、一部分蜂がある。

夏ごろにも、春ほどではないが、少しチャンスがある。


しかし、結果として、春も夏もはちみつの神さまは微笑まなかった、、、



希望

養蜂を趣味としたいひとのために、手っ取り早く女王蜂を含む働きバチとのセットも高いが販売されている。

しかし私は、ハチミツも身土不二でこの土地のミツバチ産で自給したい。


だから、いまはまだ養蜂の時期ではなかったのだと自分にいいきかせ

来季に希望を繋ぐのである。



はちみつの自給のゆめを



追記(備忘録)

ミツバチをすでに養蜂や予定の場合は、毎年1月1日時点の現況を1月31日まで蜜蜂飼育届の都道府県への提出が必要。(畜産課や家畜保健衛生所窓口)初めて分蜂捕獲した場合は蜂の定住を確認した上での届出可。(令和2年1月28日確認済み)

*都道府県により、窓口や判断が異なる場合があります。ミツバチの飼育に興味があり、具体的に初めようと思っている方は、蜜蜂飼育届についてお住まいの都道府県の窓口に各位お問い合わせの上ご確認ください。

ご覧いただきありがとうございます