【矢口優太】との物語
Bar黒月は、旦那と私との家族経営です。
コロナ禍で私が失業した際、なんか近くのコンビニとかでパートするしかないかなーと思いながら過ごしていているうちに、旦那の音楽関係のお仕事も激減してしまい…毎日ただ時間だけはあったので色んな話をしました。
ニュースを見れば、ライブハウスでクラスター…あのグループが解散…あのお店が閉店……
もちろん私達だけでなく、世の中が悲しさで溢れていました。
私は産後の体調面が100%回復しきれていない中でのコロナ禍だったのですごく落ち込んでいたのですが、そんなとき、旦那が背中を押してくれました。
音楽制作の仕事を生業としている旦那と、元演者で飲食店の店長をしていた私。
2人が力を合わせれば、悲しい世界に少しでも明るいニュースを届けられるかもしれない。
そして、あたたかい世界をつくることが出来るかもしれない。
そんな気持ちで立ち上げたのがBar黒月です。
ミスiDのエントリーシートにも書いたけど、オープンから今まで正直めちゃめちゃ大変でした。舐めていたわけではないのですが…
当然のことですが「人々が一緒に何かをする」ということは容易ではなくて、キレイゴトだけでは済まないし……本当はみんなみんな、関わってくれる人全員を幸せにしたかったです。
でも出来なかったのは、私の未熟さなのか、それともそんな世界は実現不可能なのか。
わからないけれど、今現在2021年9月30日、黒月は約1年と1ヶ月という月日を生きています。
一緒に幸せになれなかった人は、違う世界で幸せになってほしい。
何よりも今、ここにいてくれている人たちを全力で幸せにしたい。
黒月に響く音楽が、あたたかいご飯が、私達の笑顔が、ユーモアが、誰かの心にそっと寄り添えるものであってほしい。
矢口優太もきっとそう思ってるはず。(違ったらごめん)
これからもよろしくお願いします。
ムンヒジュ
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