《夢儚散文1 船の帆》
呆れた先に、諦めて、でも諦め切れずに深掘りして考え尽くして最終的には、「まぁいいか」と自分自身が勝手に作った幻想の期待に対して腹を立てたり…
心の奥底の子供と老賢者になろうとしている中年が対話を続けている。
正解は無いのがこの人生。
表面的な事象ばかりに囚われてはいけない。
ただ深めていくだけでいい。
執着するな。
人生の中で風を感じるときがある。
この風の捉え方は、自分勝手な幻想に過ぎないのだか、ワタシが認識している世界では大切に感じしてしまうワタシだけが感じる風。
そこにも何も正解は無い。
ただ風を感じただけだ。
そんな風に動かされて48年も生きてきた。
随分と生きることにこだわって生きている。
もっとチカラを抜いていてもいいのかも知れない。
いくら考えても意味の分からないこの世界の中で、できるワタシの足跡を言葉として残しておきたくなったのも歳をとったせいだろうか。
「小説家になろうと思う」
そんな宣言をしてから、文字で表現すると言うことをずっと考えている。
考えて過ぎて分からなくなって筆が止まっている。
それもココロのこだわりが原因な気がしている。
絵描きをやっていた時によく思っていたこと。
「自由」
それは心に不自由があるから意識するのであって、結局のところ髪の毛がほぼ白髪になってきたワタシはあの頃からあまり成長していない心があることを感じる。
でもそこにも大きな期待なんて幻想を強く持っているから囚われるのであろう。
正しい正しく無い、善と悪など自分自身の中にある二極的な考え方をぶっ壊したい。
もっと違う目線を手に入れたい。
一度っきりの人生だ。
風を感じたならば飛ぶのがワタシだ。
それっ今が船の帆を張るタイミングではないのか。
もっと直感的であれ‼︎
…と文章を書く準備運動として週に一度は散文を書くことに決めたのだった。
#夢儚散文 ⠀
#小説 ⠀
#ショートショート
#短編小説
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?