猫背
気づいたら猫背になっていた。
よくお母さんに「背筋のばしなさいよ〜」と言われるようになった。
癖っていうのは意識してもなかなか治らないから厄介だ。
小さい頃、親の喧嘩でよく泣いていた。 「お父さんお母さん喧嘩しないで、離婚しないで、、」
まあ、今思えばそこまでひどい喧嘩ではなかったのかもしれないけど、子供の私にはとっても、とっても悲しかった。
小学校3年生のとき、仲間外れにあった。 そんなのよくある話だ。小中学校のときの女の子あるある。
仲良し3人組だったわたしたち。 お昼休みが終わって席に戻ると、机の上に手紙が置いてあった。 文章が3〜4分つらつらと綴ってあったが、あまり覚えてない。目に飛び込んできた言葉は
「絶交しよう。」
だった。
その日から口を聞かなくなった。 集団のいじめとかではなかったから幸い他の子といれるので辛さも少しだけだった。
でも、その日はおうちに帰ってわんわん泣いた。お母さんの腕の中で
小学校6年生のとき、いじめにあった。
MちゃんとNちゃんが喧嘩して、Nちゃんが私のところに来た。「喧嘩しちゃって仲悪くなったからぴえちゃん一緒にいさせて」って。
これがいじめの始まりだなんて、 学校という箱に閉じ込められている生活は残酷だ。自分の気に入らないことがあったら、強い子は弱い子をいじめでストレスを発散するのだから
それは中学校1年生の半ばまで続いた。 結構ひどめのいじめだったので、辛くて辛くて仕方なかった。
クラス全員でなかったことが唯一の救いだ。
どんどん自信がなくなっていった。 どんどん自分が嫌いになっていった。
自信のなさが背中をまるめた。
そんなわたしの1番の味方は、 いつの間にか「彼氏」という存在なっていた。
彼氏に依存してしまう性格が出来上がってしまった。言い訳かも知れないけど、27歳になった今、思い返して、自分でもそう思うのだから少なからず関係しているのは確かだ。
自分から誰かが離れていくのが怖かった。
彼氏と喧嘩しては、別れないで…と泣いてすがった。可哀想な私。なんて惨めなの。
もっと自分が嫌いなった。
高校、大学の友達は本当に恵まれた。アルバイトも人に恵まれた。
ありがとう。ありがとう。 今でもずっと大好きな人たち
でも不安は消えない。 本当はわたしのことなんて嫌いなんじゃないか。って
裏で悪口言われてるんじゃないか。 って
過去のトラウマを言い訳に心を閉ざしてきた。 お母さんにも、いい加減昔のこと引きずるのはやめなさいってよく言われる。同じような思いしてきた子なんてたくさんいるし、もっと前を向いて生きてるわよって
そんなことわかってるんだよ。頭では 心が追いつかない。
でもね、いろんなことがあって支えてきてくれたお友達たち。 楽しい時間も辛い時間も一緒に過ごした高校生以降のお友達。
信じたいと思った。何かあったらわたしも支えたいって思った。
今、付き合ってる彼のことも信じたい。
素敵な人たちもたくさん世の中にはいるんだなった思えた。
そういえば、この前整体にいったらもっと胸を張ると息がしやすくなりますよ。って言われた。
ぐいっ。とされて息を吸ってみたら なんだかスッと酸素が体の中に入ってくる感じがした。
明日からは少し胸を張って歩こう。 息がしやすいから。