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本革メガネケース「boat」の製作を支える日本のものづくり

ファッションデザイナーの村松です。

本日1月11日より、makuakeにて本革メガネケース「boat」の販売が開始されました!

1人でも多くの方に手に取ってもらえたらと思っています。ぜひリンクより詳細をご覧になっていただき、応援いただけましたら幸いです。

さて今回は、このメガネケース「boat」の製作にご協力をいただいたメーカーさんのお話です。先日大阪の工房まで取材にお伺いしましたので、そのときの様子も併せてご紹介します。

創業75年の老舗ランドセルメーカー「株式会社生田」

今回商品製作にご協力いただいたのは、ものづくりの町としても知られる大阪市生野区で店舗・工房を構える「株式会社生田」さん。1950年の創業以来、ランドセルを作り続けている老舗メーカーです。

現在では、年間3500個ほどランドセルを作っており、製造は自社工房でほとんどの工程を担っているため、カスタムオーダーで生産できるのが強みだそうです。

ランドセルの製造は非常に細かく、裁断から縫製、組み立てまでで300以上の工程を経て作られます。製造の一部を海外に委託する会社も多い中、生田さんは国内生産を守り続けています。製造工程のほとんどを自社行い、熟練の職人さんが、一つ一つ丁寧に手作業で仕上げるランドセルは、大量生産では実現できない細部へのこだわりが魅力です。

複雑で難しい縫製も、細かいディティールまでこだわり美しく仕上げる様はまさに職人技。

そして、今回の本革メガネケース「boat」も、長年ランドセルを作ってきた熟練の職人さんが一つ一つ手作業で製作してくださっています。

工房の様子を取材してきました

先日、本商品を製作いただく工房へ直接お伺いし、お話を伺ってきました。

社員は15人ほど。普段生産を行っている職人さんたちも販売を行うアットホームな工房です。ショップでは、親子でランドセルを選んだり、カスタムオーダーを楽しむ微笑ましい様子が見られました。


ショップのとなりには小さい公園をつくり、実際にランドセルを背負って試すことができたり、記念撮影できるスペースを設けているのも素敵でした。店内だけで試すのとは異なる発見がありそうです。

一方、店内には数多くのランドセルが並び、細かいパーツそれぞれに職人さんの技術力が光っています。

手間がかかり難しい縫製方法も、あえてこだわって行っているそうです。細かいディティールに美しい縫製のこだわりが見られました。

生田さんとの出会い

株式会社生田 代表取締役 長井さん からお話を伺いました。

もともと生田さんとは、『日本の工芸を元気にする』というコンセプトで開催された展示会にて、同じ出展社として出会ったのがきっかけです。匠の技が詰まった生田さんのバッグを拝見して、素晴らしい!と感動してお声がけさせていただきました。

少子化が進んでいる中、ランドセルメーカーとして未来への危機を感じ、ランドセル以外の自社製品販売にも取り組んでいらっしゃるとのこと。今回のプロジェクトをご相談したときも、常に協力的に取り組んでくださっており、改めてこのような形でご一緒できたこと、素敵なご縁に感謝だなとつくづく感じます。

改めて、たくさんの方にこの商品を手に取っていただき、日本のものづくりの素晴らしさ、高い技術力を感じていただきたいと思いました。

引き続き応援のほど、よろしくお願いいたします!

株式会社生田の皆様、取材協力ありがとうございました!


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村松啓市
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