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街から街へとぷらぷら歩いた、シティーライフが恋しい

イギリスの田舎の、しかも街の中心部から離れた大学のキャンパスの中にいる私にとって、いますごく東京のシティーライフが恋しい。

勿論、寮の部屋から外をみると先が見えないくらいの森が目の前に広がっているのだって贅沢すぎるとはおもいながら。

どういう所にいるかというと、ロンドンまで電車で三時間。街には当然電車は走ってない。街にはいくつかデパートがあって個人店もたくさんあって充実しててだいたい何でも揃う。そこまではキャンパスからバスで30分。

そんな田舎じゃないといわれればそうかも。だけど、街から街まで歩いたり、電車乗ったり、地下鉄乗ったり..というのはロンドンまでいかないとない。


通学圏内の渋谷からぷらぷらと原宿方面に歩いたり、蔦屋書店で雑誌や写真集を眺めたり、背伸びしてシャツがバイト代と同じくらいするセレクトショップをのぞいたり、かと思えば下北でワンコインのワンピースを買ったり。

歩くだけで色とりどりの広告が目に飛び込んできて、中にはじっくり眺めてしまうような活字でいっぱいのものやはっとする斬新なものがあったり...

大学がすこし東京の外れにあって往復3時間かけて通学してたから、朝夜の満員電車と街の雑踏がストレスでしかないと思ったりもしたけど。

でもやっぱり、いろんな人が行き交ってものがひしめきあう東京って面白い。気がつかないうちに沢山の刺激と情報を集めてた。


都会の雑踏から離れて、ゆっくりとでも確実に過ぎ去る時間を感じながら、勉強したり、就活のES書いたり、考え事したり、
それもいいんだけどね。無い物ねだりよね。

でも、社会の変化から置き去りにされてしまう不安を時々感じたりもする。
都会って新しいことに敏感で、そこにいるだけで社会の変化を肌で感じるけれど、田舎の小さい街だとそこだけで集結してしまうような。


今いるコンパクトな田舎街もこの暮らしもなかなか好き。
けどそろそろシティーライフが恋しい..



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