言語化してみよう3 生徒理解③~身体的側面~
前回、以下の式が成り立つと仮定しました。
今日は、身体的側面について深堀していきます。
まずは思い浮かぶことを片っ端から書いてみます。
以上を参考に、大きく5つに分けてみます。
①体型に関すること
保険調査票、健康診断で確認。
・身長・体重・手足のサイズ・視力・聴力・歯
②身体の運動に関すること
体力測定、部活動・体育での観察、図工・家庭科などでの観察で確認。
・運動能力(走、跳、投、泳、瞬発力、持久力など)
・粗大運動・微細運動・巧緻性・目と手の協応運動
③脳の働きに関すること
授業や休み時間での観察から考察して理解を深める。
・理解力(読解力、数学的な見方考え方【数の概念など】)
・視覚優位、聴覚優位などの感覚や過敏性
・ワーキングメモリー容量
④持病
保険調査票、個人面談で確認。
・アレルギー・花粉症・アトピー・喘息 など。
⑤障害に関すること
障害者手帳の等級、個別の支援計画、面談、日々の観察などで確認。
考えてみて思ったことは、
・身体と一言で言っても多様な視点があること。
・数値化できる身長・体重や体力測定はわかりやすいが、ワーキングメモリー容量などは把握することが難しいこと。数値化できない身体的特徴を把握できていないため、”できない子”のレッテルを張っている子がいるかもしれない。
・持病や障害などは基礎知識をもっている必要があること。
また、(式1-2)に発達段階が含まれていないと気が付きました。でも、(身体的側面+心理的側面+社会的側面)≒発達段階という感じもするし…
まあ追々考えていきます。徐々に徐々に考えをまとめられたらいいかな。
★次回は心理的側面について深堀していく予定です★