顔が見えない
マイプロジェクトアワード地域Summitを3地域(北陸・岩手県・東北)関わらせていただきました。
高校生の熱いプレゼンを聞きに聞きまくった2月でした。
いろんな高校生のプレゼンを見てきましたが、
面白いなーと思ったのは「誰のためにやっているのか?」「何のためにやっているのか?」が伝わるプロジェクト。
そこに自分の思いが乗ってるチームは全国Summitに行く行かない関わらず魅かれるものがありました。
逆に、「誰かのためでも、自分のためでもなさそう」に見えたプロジェクト。
正直どんだけすごいことをしてても、腹落ちしないというか共感しづらいプロジェクトも多かった印象でした。
なんで共感できんのやろ?と考えたときに、
共通してたのは「顔が見えない」ことなんじゃないかと。
どういう人がそのプロジェクトに関わっていて、プロジェクトを通してどう変化したのかがわからないプロジェクトに
思いが乗らなかったのかなと思います。
と、偉そうにここまで自分の考えを書いたものの。
この「顔の見えない」という言葉は僕がXSCHOOLでめちゃくちゃもらったフィードバックの1つ。
つまり、僕も企画立ち上げのときに高校生と同じことをディレクター陣に対してしてました。
高校生のプロジェクトに寄り添う仕事してるのに。
「あー、やでうまくいかんかったんやなぁ…」と高校生のプレゼンを見ながら反省してました。
もちろんXSCHOOLとマイプロは同列で語れんけどね。目指す姿も全然違うし。
でも自分も陥ったからわかることもあり。
多分ね、プレゼンしてた高校生の中には「本当にその顔が見えてる人」もいると思う。
それがたった1人やったとしても。
現に俺も見えてると思ってたし、見えたところにしか問題意識が行かなかった。じゃなかったらカタリバにおらんし。
でもそれを伝える術を持ち合わせてなかったし、そこに普遍性がないから簡単に共感も得ることができんかった。
そこを乗り越えるには熱量も必要やけどそれもなかった。
俺が「共感できん」と切り捨ててしまった高校生、ごめんね。
でも俺も君も多分、まだまだ人に伝えるスキルが足りないんよね。
がんばろ。