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フロイデ合唱団の第九

【過去の演奏会より】

日時:2022年12月14日(水)
場所:兵庫県立芸術文化センター大ホール

・指揮:亀井 正比古
・ソプラノ:並河 寿美
・アルト:福原 寿美枝
・テノール:藤田 卓也
・バリトン:田中 由也
・合唱:神戸フロイデ合唱団

【演目】
・ドヴォルザーク:ノクターン 作品40
・ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 op.125 「合唱付き」

合唱団のみアマチュアで指揮者、オーケストラ、ソリストはプロフェッショナルのアマチュアにとってうらやましいコンサートである。ホールのほぼ最後列で聴いたせいか、直接音と間接音が混じった立体的な響きを実感した。

その中で、ソプラノの並河さんの声の力は格別だった。難曲である第九のソロを見事に歌い切っていた。藤田さんも実力派だと思った。

合唱団はここぞというところでの押しは強くないものの、アンサンブルとしてよくまとまっていた。

指揮の亀井さんは、とてもわかりやすくオーソドックスな指揮だと感じた。奏者が間違いようのない指揮は演奏にも大きく影響すると思った。

オーケストラの関西フィルは各楽器の音が個性的だと思った。特にオーボエの音色はいろんな楽器の絡みの中でも突出していた。ドヴォルザークのノクターンは関西フィルの弦の繊細さ、力強さがよく伝わってきた。いい曲がさらによく感じた。

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