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演奏会で起こった”事件”

【過去の演奏会より】

日時:2022年8月25日(木)19時から
場所:ザ・シンフォニーホール(大阪)

指揮:尾高 忠明
管弦楽:大阪フィルハーモニー管弦楽団

【演目】
デュカス:「ペリ」より“ファンファーレ”
イベール:ディヴェルティスマン
ビゼー:組曲「アルルの女」抜粋
ドビュッシー:小組曲(ビュッセル編),
交響詩「海」

忘れられない演奏会となった。

ファンファーレを本格的にコンサートホールで聴くのは初めてで、音楽に音響が大切であることを再認識した。落ち着いた曲調のファンファーレで、特にチューバなど低音がホールの中で反響していることを実感できてとても良かった。

大阪フィルハーモニー管弦楽団は個々の技術はもちろん、アンサンブルも安定しており、尾高忠明さんの指揮も必要最小のパフォーマンスで、安心してドライブしているのがわかった。

ところが事件は起こった。

アルルの女ではフルートのソロが有名で演奏も素晴らしく、当然曲後の拍手の中で立たされるべきと思ったが、指揮者は立たせなかった。拍手をしながら『なんでやねん』と思った。

その後の曲でもフルート奏者だけは立たされなかった。足腰でも悪いのか?

演奏会が終わり指揮者も去り、フルーティストが袖に下がる時、客席から拍手が上がって、フルート奏者は会場に向かってお辞儀をした。

指揮者とメンバーの間に確執がある、多くの聴衆がそう感じたと思う。

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