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ペリカンのパンのある朝ごはん


日曜日の朝、早く起きた日には「バナナマンの早起きせっかくグルメ」という番組を見る。
バナナマンの2人が「うまい」とか「いい企画だね」と言いながらご飯を食べるだけのその番組を見ながら、寝起きの頭が少しずつ覚醒していくのが心地よくて好きなのだ。


そして、それと同じくらいペリカンのパンのある朝も素晴らしい。
カリッと焼いたトーストにベーコンと目玉焼きを乗せて食べると、お腹も心も幸福感で満たされていく。


「ペリカンのパン」というのは浅草・田原町にある老舗ベーカリーで販売しているパンのことだ。
私は実店舗に行ったことはないけれど、予約しなければ入手できないこともあるらしい。
そんな人気のパンと偶然出会ったのは、上野駅の改札を出てすぐのところにあるJR東日本が運営する物産店「のもの」だった。

友人との約束を控えてぶらぶら過ごしていたとき、目の端で行列を捉えた。
駅ナカのお店で行列なんてあまりみないし、これはなにかあるぞ。と近寄ってみると、ペリカンのパン販売中の看板が立っている。


え!夕方の上野で買えるの!?!?

と驚愕し、記念に1斤買って帰ることにした。
ら、そのままペリカンの虜になった。


まず、母がハマった。
他の高級食パンを買って帰った時には「私はヤマザキでいいかな」と言い放った母が、一斤の半分をぺろっといった。

え、もうそんなに食べたの?と聞くと「これは美味しい」とニコニコするもんだから、私も期待して食べてみると、もっちりとした美味しさが口の中に広がった。


そもそもが貧乏舌なので、具体的な美味しさを表現できないことが歯痒いけれど、外側をカリッと焼いたトーストは上にバターやジャムをつけなくても3牧ぺろっと食べられそうな味がする。
実際、その日の朝私はトースト3枚をたいらげた。


それからというもの、夕方の上野に近寄るタイミングがあるたびにペリカンのパンを買うようになって、我が家の朝食の質は向上することとなった。



ペリカンのパンに合いそうなジャムも買いたいところだけれど、ムーミンマーケットで買う三宅商店のジャム以上に美味しいジャムを知らない。
カルディとかに行ったら、出会えるのかしら。
でも、朝はお手軽にすませたいから、結局ベーコンと卵とトーストを選んでしまうんだろうな。


おいしいなぁと思いながらトーストを頬張る朝は、お天気の悪い日でも晴れやかな心になれるので、朝はパン派の都内在住・在勤の方には一度是非体験してほしいなぁと思うなどするのでした。




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