唯一の友達と和解できた

嫁さんは他人の目を気にするようになってからうまく自分を表現することができなくなり、やがてうつ病になった。

自分のことを他人がどう思っているのかが気になりすぎて人付き合いが億劫になり、気づいたら友達と呼べる人が周りにひとりしかいなくなった。

その友達とは最近趣味になった神社巡りの趣味も一緒で、一年前から近所の神社巡りを頻繁にするようになった。

そんなとき一緒に行ったツアーでその友達は嫁さんよりもスピリチュアルにどっぷりハマって、やがて嫁さんの他にも一緒に神社巡りできる友達ができたのだ。

そこから少しずつ関係性がギクシャクしていき、やがて嫁さんは友達の思いやりのない態度や振る舞いに不満を募らせるようになった。

そしてついに昨年秋からもう二人で会うことはなくなった。

直接話すことはなくなったが、ツアー仲間で作成したグループLINEで近況を知ることができるということがマイナスに作用し、会っていないのにさらに嫁さんの友達に対する不満が強まっていったので、いよいよブロックするかと決意したその時、最後に今まで不満に思っていたことを、受け入れられるかはわからないけど話すだけ話してみようと思い立った。

そしてとうとう、思いのたけを直接本人に伝えた。

すると、その友達は自分がとった行動や言動のせいで、嫁さんが気を悪くしていたことを理解していた。

修復を試みようとしたが、一度嫁さんを誘ったときに断られたので今はそっとしておくしかない、そのときが来るまで待つしかないと思っていたようなのだ。

そう、辛かったのは嫁さんだけではなかったのだ。

友達も同じように苦しんでいたのだ。

お互いにそれがわかったので和解に至った。

これからはまた元通りにいい関係が続くといいなと願うばかりだ。

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