Salesforceの営業を始めて一か月が経った

6月末からSalesforceの営業を始めてはや一か月が経過した。

正直、まだほとんどSalesforceの知識を有していないと言っていい状況ではあるが、それでもわからないなりに同行営業を重ねた結果、見えてきたことがある。

それは基本、Salesforce案件に営業は必要ないという事実だ。

Salesforceは自らライセンス契約をしてもらえるお客さんを開拓して、そのあとのカスタムをうちらのようなパートナー会社に任せるというスタイルなので、ソフト会社が普段やっているような営業活動は存在しない。

単にSalesforceから案件を紹介してもらうだけなので、自ら客先を開拓する必要がないわけだ。

ということは新規開拓であったり、定期的な客先訪問をすることによって案件が発生するといった業務がなく、Salesforceから紹介された案件ベースで話を進めるから、営業よりSEが直接客先の要望を聞き取ってカスタマイズするほうが望ましいわけである。

ただし、ここでひとつ問題なのはそのSEがちゃんと要望を聞き取れるだけのコミュニケーションスキルがあればという条件があることだ。

基本的にSEはプログラミングすることは好きなのだが、人と話すことを不得意とする人間が多い。

仕様書を元にソフトウェアを作り上げることには長けているが、お客さんからどんなシステムを作ったらいいか聞きだして作り上げていくということを苦手としている人が多い。

特にうちのエンジニアは元々、制御系のシステムを得意とする人間の集まりなので、Salesforceのようなシステムを構築することに慣れていないし予備知識もない。

なので、うちの会社に限っては本来はSEがやったほうがいい業務に営業が橋渡しとして案件に絡む必要があるわけだ。

ということで、お客さんとSEのつなぎ役をしなくてはならないのだが、つなぎ役をしようとするとSalesforceの機能的な理解はもちろんのこと、お客さんの業務フローを正しく理解し、どういったことをSalesforceを使って実現させようとしているのかを聞き出して提案する必要がある。

お客さんの業務フローについてはなんとかもう少し慣れればわかってくるよな気はするが、肝心のSalesforceの機能理解が思うように進まない。

今のところは「習うより慣れろ」精神でとにかくさわってみるという作業を進めているが、どれくらいである程度の知識が身につくのかまったく見当がつかない。

それくらいSalesforceの機能は多いし、とっつきにくい分野でもある。

でも世の中でこれだけSalesforceのことを受け入れている会社があるということはそこまでハードルが高いわけではないはずなので、あまり深く考えずに楽観的に仕事をこなしていこうと思う。

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