マルチスポーツ総研

スポーツを楽しむ機会をより身近にするために、日本におけるマルチスポーツエコシステム構築への貢献を図っています。

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〜はじめに〜

自己紹介主な取組 ・日本で馴染みの薄いマルチスポーツの文化振興 ・心身の健康増進に向けた運動や学習機会の支援 主張・提案「9〜15歳の期間は勉強漬けの生活様式ではなく、複数の競技(=マルチスポーツ)や多様な体験活動に、限られた貴重な時間とお金を使うべき」 「スポーツや芸術などの文化活動は個人の人生と社会全体を豊かにする。老若男女、何歳からでも新しい経験へ積極的にチャレンジすべき」 以上が私の言説の中核となる2つの主張です。 主な論拠(前者) ・ゴールデンエイジの習慣が

    • マルチスポーツ参考図書ベストナイン

      閑話休題 マガジンを執筆するにあたって、大いに参考にしている書籍を紹介します。野球好きにかこつけてベストナインと題してみました。 https://note.com/enjuku/m/m106db01344f5 マルチスポーツを科学する-世界基準で子どもの探究心を鍛えよう- 著者:大山 高 (帝京大学准教授) 【一言紹介】マルチスポーツの概念や事例について網羅的にまとめられた稀有な一冊。日本語で「マルチスポーツ 書籍」と検索しても、この書籍しかヒットしない点に、伸びしろ・ポテ

      • ③心身発達の「ゴールデンエイジ」

        おさらい前回はマルチスポーツの効用や懸念点、 もたらしうる社会的価値について考察しました。 今回は、幼少期の多様な運動経験がもたらすベネフィットについて「ゴールデンエイジ」という発達科学の用語をもとに紹介します。 ゴールデンエイジとはゴールデンエイジの定義には様々な表現がありますが、いずれも前提となっているのは「子どもの発達に関する科学=発達科学」の研究結果の一つである「スキャモンの発達曲線」です。 神経型のグラフが示す通り、神経系の発達は、 およそ12歳ごろまでにほぼ

        • ②マルチスポーツの効用について

          おさらい前回はマルチスポーツという聞き慣れない単語の定義やその考え方を概観しました。 今回はマルチスポーツの実践により期待される効果とあまり着目されない懸念点をひとつずつ深堀りしつつ、その他に考えうる社会的効用についても考察していきます。 期待される効果各スポーツにおいて、鍛えられやすい筋肉の部位は異なります。 全身をバランス良く鍛えたり、総合的な運動能力を向上させるためには、複数の異なるパターンの運動を行うことが望まれます。 一つの競技に専念すると動作や使用部位に偏

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        マガジン

        • 野球再興へのロードマップ
          0本
        • マルチスポーツのすすめ
          5本
        • 文武両道の科学的アプローチ
          0本

        記事

          ①そもそもマルチスポーツとは?

          昨日の初投稿に早速❤️を押していただけた方が複数いて嬉しい限りでした。 スタートダッシュの勢いで、ある程度のところまでは頻度高く更新していく予定です。 今日は「マルチスポーツ」という概念やその特徴について改めて触れていきます。 なお投稿にあたっては大山高先生の著作 「マルチスポーツを科学する:世界基準で子どもの探究心を鍛えよう」を参考にしています。 マルチスポーツの定義正直この言葉に馴染みがない方が大半ではないでしょうか。日本語で厳格な定義があるわけではないのですが、ここ

          ①そもそもマルチスポーツとは?