いうてバイデンってそんなに日本に都合悪いかな?
日本にとってバイデン大統領が次期大統領選挙から撤退したことって日本にとって良い事だろうか、悪い事だろうか。道徳的に云々することはなかなか難しいので「日本にとってバイデン政権は都合良かったか?」と自問自答してみると、どうも案外都合悪くなかったのではと思わないでもない。記憶が曖昧でいらっしゃったけど。
何しろこれだけの円安を許容してくれていたので、大会社の人はこき下ろすのはどうかと思うし、大会社は他の中小企業と繋がっていると考えると、日本としてはそんなに全否定するほどかなとも思う。反日度ではどうだろうか。十分に中国に対して厳しい態度で臨んでいたと思うが。クリントンの頃の民主党の反日度と親中度ってあんなもんじゃなかったはずだ。個人的には、バイデン氏を扱き下ろした後トランプ氏をさも親日のように扱うYouTubeのインスタント動画はちょっとロシアの工作を疑った方がいいのではないかと思う。
もちろんあの気の抜けた政治運営でアメリカが持つようには思えない。向こうにとっては産業が壊滅するレベルの通貨高が、経常赤字と財政赤字の両方を伴って続いているのだから。ただ新型コロナやウクライナ侵攻などどうしようもなかったこともあったと思う。でも、いくらウクライナに砲弾を送る必要があるからといって、というより砲弾の代金を多分もらってないからこそ財政も民業も圧迫されていく一方なので、多分トランプ氏のスタンスでないと大多数のアメリカ国民が食い扶持を守れないだろうというのはある。ただ、トランプ氏の方は大統領に返り咲いたら返り咲いたでインフレが再燃しそうなことばかり約束しているので(関税…?)、当のアメリカ国民にとっては、
① スタグフレーション下で何をやってるか判然としないカマラ・ハリス政権か
② 日本で言う”狂乱物価”レベルのインフレーション下でマッチョに対策を打っているように見えるドナルド・トランプ政権
の二択になるだろう。それか第三のケネディありうるか?いずれにしても取り巻きの日欧は苦労するだろうし、ずっと今のようにアメリカの購買力を当てにするわけにはいかないだろうなと思う。そろそろ”ローマ”も不安定な軍人皇帝時代か。
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