君は「世界を調和に導くシンフォニックRPG」『takt op.』(タクトオーパス)を知っているか
シナリオと音楽とキャラクターデザインは完璧なソシャゲ、タクトオーパス
皆さん、タクトオーパスやってますか?
え!?まさか、ご存じないのですか!?
アニメ化もされた、世界を調和に導くシンフォニックRPG『takt op.』(タクトオーパス)をご存じではないとは、これはこれは・・・そんなことでは立派な指揮者(コンダクター)になってD2から世界を守護ることができませんよ。
そんな新米コンダクターのあなたのために、先輩コンダクター(コンテンツを知ったのが約1ヶ月前)である私がこのタクトオーパスのなんたるかを教えて差し上げましょう。
あらすじ
以下、公式ポータルサイトの「Introduction.」と書かれているあたりに書いてある内容を引用します。私の知っている英語ではイントロダクションとは導入という意味なので、ここを読めばタクトオーパスというコンテンツが何なのかは一発で理解できるでしょう。
――完全に理解できましたね。
この一切説明する気のない導入(イントロダクション)、とりあえず何か未来にコミットしますみたいな締めの言葉といい、読む人を置いてけぼりにするこの設定がたまりませんね。こういうのが好きな人向けのこういうゲームです。
公式ポータルサイトのスクショをおいておきます。そもそも公式ポータルサイトなのにGoogle検索で出てくるのが3番目だったり、SSL証明書がLet's Encryptだったりするのが大変よいですね。いや別にLet's Encryptがいかんとかそんなことはないですが。
ちなみにゲームの公式サイトにあるイントロダクションを読むとまた少し理解が進みます。一番分かりやすいのはアニメのイントロダクションですが、そんなものはいいのでさっさとストアアプリでtakt opで検索してダウンロードしましょう。このときアプリのレビューを見てはいけません。アプリの低評価をしているのはD2の仕業であるともっぱらの噂です。
公式の代わりに私がめっちゃ簡単に説明しますと、
このタクトオーパスという作品はクラシック音楽を題材にしたソーシャルゲームで、クラシック音楽を美少女にしたコマンドターン制バトルRPGです。何か空から敵が降ってきたので、クラシック音楽の何か魂的なものを宿した美少女を操作してぶっ倒して世界を調和に導くのが目的です。
アニメを先か、ゲームを先か
先ほどもちらと触れましたが、このタクトオーパスというゲームはアニメ作品が存在します。2021年に(ひっそり)放送していたらしく、私も完全に存在を見逃していました。アニメのタイトルはよーく見ると『takt op. Destiny』というらしいです。今(2023年08月17日現在)ならアマプラで全話見ることが可能です。
ちなみにゲームの正式タイトルは『takt op.運命は深紅き旋律の街を』と言います。深紅と書いて「あか」と読ませるの、いいよね。
ぶっちゃけ私はゲームを先にやってそこそこ進めてからアニメを見ましたが、どっちを先に見ても(プレイしても)いいと思います。
ゲームを先にプレイしてアニメを見ると、見終わった後に「コゼット・・・アンナ・・・巨人(タイタン)・・・」という感情になります。見れば分かります。
アニメを先に見てゲームをやると、開始早々から「オイオイオイオイオイ」となった後、「・・・ッ」「・・・ハーッ(ため息)」といった感じで、睡眠時無呼吸症候群になったオタクみたいな声しか出なくなります。プレイすれば分かります。
つまり何が言いたいのかというと、シナリオは大変よいです。救いは全くありませんが・・・でもオタクくんはこう言うの好きだからいいよね😁
趣味はクラシック鑑賞です(嘘ではない)
先ほどのざっくり説明で
と説明したとおり、クラシック音楽が題材になっています。
登場するキャラクターのうちムジカートと呼ばれる存在はD2とか言う空から降ってきた隕石から生えてきた敵と唯一戦える存在です。そのムジカートは人間ではなく「兵器」と説明されており、音楽を力に変えて戦います。なのでムジカートの名前はクラシック音楽の名前をしています。
日本人にもなじみがあるクラシックでかつ実装済みのキャラでは
運命
木星
ワルキューレ(ワルキューレの騎行)
威風堂々
カノン
エリーゼのために
ボレロ
などが実装済みです。詳しくは公式サイトのキャラクターを見ようね!
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僕の一押しは・・・威風堂々ちゃん!
この見た目で私(主人公)のことを「君」呼びですからね。制作陣は理解ってますね。
このゲームのおかげで「へーこの曲ってこういう名前なんだ」とか「この曲ってこういう曲なんだ」というクラシックの基礎知識をつけて他人にマウントとれるようになります。威風堂々とか運命は誰でも知ってますが、アルルの女とか幻想即興曲は聞いたことは絶対にあるけど名前は知らないの代表みたいな感じなので、プレイしているだけで教養が高まる気がします(気がするだけ)。
つまり
タクトオーパスのプレイ時間=クラシック鑑賞時間
と言えるので、マッチングアプリのプロフィール欄に
と書いても嘘ではありません。さあ、君もタクトオーパスをプレイして上流階級の仲間入りだ!
ゲームもとっても面白い!(シンフォニカ公式見解)
さて、ご覧の通りシナリオも音楽もキャラも最高のゲームであることは分かりましたね。あとはゲーム部分が完璧なら完璧で究極のゲームというわけです。1ヶ月ほどプレイしてみた感想ですが・・・
UI/UXが終わってることを除けばまあまあ悪くないので、トータルではとっても面白いゲームです!
親の顔よりみたロード画面
最も不満な部分はこのロードの多さと長さです。昨日(2023年08月16日)にアップデートが実施されたのですが、ただでさえ長いロード画面がさらに長くなりました。このロードの長さを初代プレイステーションを思い出させる、あの頃のノスタルジアを感じさせる演出だと思えば耐えられるかもしれません。ロード爆速PS5に慣らされた私は無理でした。
タップできないスタート画面
最初に見るはずのこの画面ですが、ここもUI/UXが終わっている箇所です。まず毎朝起動するとお知らせ画面みたいなのがこの全面にべたっと表示されます(一度見るとその日は非表示にできます)。
運営からの告知情報なので大切なのですが、この右上の閉じるボタンが押せるようになるのに数秒のラグがあります。
これがまたUXを悪くしているんですが、さらに閉じるボタンを連打するとこの画面の後ろにあるユーザー管理のポップアップ表示ボタンをタップしてしまうため、延々とポップアップを閉じまくる必要があります。
多くのユーザーは朝の時間や昼休憩などにログインボーナスなどを処理するため、快適でレスポンスの早い操作感は非常に重要です。
美麗なUI(説明がない)
このメニュー周りのUI設計も完全にやっちゃったなあ・・・と思います。私も開発者(ゲームはやったことないですが)の端くれとして、気持ちは分かるんです。世界観に調和させた美麗かつシンプルなボタンやその配置。見た目だけなら合格点ですよこれは。
ただ、めっちゃ押しづらいんですねこれ。サイズが小さいし。そしてアイコンに何の説明も書いてないので、初見だと何のボタンか全く分かりません。
例えば右下のアイコンは左から順に
訓練計画画面 ログインボーナス画面 読譜の間(ガチャ)画面 ストーリー選択画面(ひときわでかい奴)
となっています。分かるかこれ?
訓練計画
そもそも訓練計画というのがなんなのか分からないと思いますが、私も分かっていないので大丈夫です。
よくあるデイリーミッション的な感じですが、デイリー・ウィークリーミッションはこの訓練計画画面からさらに次の画面に遷移した「任務」画面に存在しますので別物です。デイリー・ウィークリーミッションをクリアすると訓練計画レベルの経験値が貯まり、一定貯まるとレベルが上昇してそれに応じた報酬がもらえるのですが、この関係性が全く直感的ではありません。
まあ分かってなくても適当にデイリーこなしていればもらえるのでいいですが、このゲームにはレベルの概念が複数存在しており、ユーザー自身のレベルとムジカートのレベルとムジカートのランクレベルとスコアレベルと音源楽装のレベルと音素のレベルが存在するのでお気をつけください。体感、2週間くらいプレイしていると理解できてきます。
大丈夫です。私もよく理解していませんが1ヶ月生き残れました。あなたならきっと大丈夫。
ログインボーナス
次にログインボーナス画面ですが、ログインボーナスってその日にログインしたら終わりなのにここにショートカット的にボタンが配置されています。毎日「明日は何のログボがもらえるのかな~」と確認する酔狂なユーザーのためにあるのでしょうか。あと何故かログボと並んでアンケート回答画面があります。関連性がどこにあるんだ・・・
読譜の間
みんな大好きガチャ画面も、もちろんボタンがあります。利益の源ですからね。用がなくてもユーザーには押してもらいたいボタンです。
なんと今(2023年08月17日現在)なら亡き王女のためのパヴァーヌが期間限定でピックアップ中!!!メインストーリーを進めている人なら絶対に引きたいけど進めてない人や新規ユーザーには「誰?」なこのチャンスを見逃すな!!!
このあたりは大体他のゲームと一緒で、有償石と無償石があり、このゲームの場合だと呼符絆の楽譜10個で10連、1500石で10連引くことができます。天井ありですが、いわゆるすり抜けありの天井です。75連以内に星3(ガチャ排出の最高レア)が必ず排出され、74連目までにない場合は75連目に星3が確定します。ただし星3が確定するだけでピックアップ対象がそこで出る保証はありません。また、75連以内に星3が排出されると、75連のカウントはリセットされます。
下のスクショで言えば、今は4/75なので、次に読譜1回で星3を引いたら0/75になります。
・・・まあんなことはどうでもいいですね!パチスロと一緒で自分の引きが大事なんだよ!!ヨシッ!ってことです
あと例によって全く説明が書いてありませんが、画面下中央あたりにある正方形のボタンがそれぞれ「ガチャ履歴」と「ガチャのルール説明」です。提供割合はこのどちらかのボタンを押下して画面を開いて左のメニューから「割合詳細」を押下するとみられます。
そのほかのメニューは右上の何かクローバーっぽいアイコンを押下するとずらずらっと出てきますが、この辺は割愛します。
(他にもまだまだたくさんコンテンツはあるって思わせておかないとユーザーが誘引できないので・・・)
それでも、人類のために戦い(プレイし)続ける――
Twitterで検索しても全然プレイヤーが出てこず、実装された第一章最終シナリオの敵がクソ強すぎるけどプレイヤーが少なすぎて炎上すらしなかったり、攻略サイトが細々と攻略情報を更新する。とにかく人が少ない気がします。
きっと多くのコンダクターがD2によって命を奪われてしまい、ユーザーが少なく見えるのでしょう。そうに違いありません。
でも、こんなボロクソに書いたゲームですが私は好きなんです。
レベルが上がったら課金を求めてきて
メインシナリオが進んだだけでも課金を求めてくる
こんなゲームが、私は本当に好きでプレイしてるんです。
この救いのないメインシナリオを見てしまったからには責任があるんです。タクト(主人公です)と運命が幸せになってくれないと私困るんです。この何か制限時間付きのパックとか283パスみたいな毎月のサブスク課金みたいな奴全部買ってたらそこそこの金額使ってるというのもあります。
ゲーム単体でも結構泣けるシナリオなんですが、先述の通りアニメと合わせるともう言葉にならない感情に襲われるようになってます。この点だけはそこら辺のゲームには負けない、一歩抜きん出た特徴だと思います。
幸いにして運営もやる気だけはあるようで、少しずつですが改善を続けています。最近のソシャゲ運営によくある、運営からのお手紙がアプデのたびに配られてロードマップを示してくれます。
運営も明確にやりたいビジョンがあるようなので、金さえ尽きなければ続けてくれるコンテンツなのではないかと感じています。そしてユーザーも、タクトと運命の、その運命を見届けたいと考えていると思います。
おわりに
皆さん、正直に自分の胸に聞いてみてください。ウマ娘にも疲れて飽きてきた頃合いではないでしょうか。普通にプレイしているだけなのに廃人の廃育成したウマ娘にボコボコにされ、やれ人権キャラだサポカだと金を使わされる始末。私のことですが。新シナリオ気になりますね。
でもタクトオーパスなら大丈夫。敵はD2だけなので(今のところは・・・?)安心です。なぜなら他のユーザーと交流する機能がまだ(まだ?)ないので、争いは生まれないのです。
素晴らしい、まさしく世界を調和に導くシンフォニックRPGといえるでしょう。争いは何も生みませんからね。バトルゲームですけど。
コンテンツのご紹介
公式YouTubeチャンネルではせっせと各ムジカートの楽曲をピアノアレンジした動画をアップしてくれています。知ってる曲ばかりなので一度みてみることをおすすめします。
YouTube Premiumユーザーなら、YouTube Musicで楽曲も聴き放題!
毎朝クラシックを聴きながら優雅に通勤すれば、田園都市線の準急久喜行きに詰め込まれても、渋谷で降りるときにドア横に張り付いたまま微動だにしない社畜にイラついても大丈夫。「でも俺、趣味クラシックだしな。コンダクターだしな」と思えば大体OKです。
さあ、世界を調和に導くシンフォニックRPG『takt op.』(タクトオーパス)を今すぐ始めよう!!
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